四畳半の猫庭だより

一坪菜園で野草・ハーブ・野菜を育てながら、おサイフとカラダにやさしい小さな暮らしをいとなんでいます。

おすすめの本と ‘24年度家計簿と五年日記。

2023-12-15 17:26:00 | 本・映画

今年度の家計簿も
12月分(12/15〜1/14)をつけたら終わりです。



それと、
2019年から付け始めた五年日記も
今年でちょうど終わりです。


読み返すと、
5年前はつらいことが多かったのがわかります。それでも今こうやって、ささやかでも自分の望む暮らしができていることが、とても幸せでありがたいとしみじみ思います。


両方とも同じものを新調しましたが、
これからの五年
世の中がどんな風になっていくのか、
家族や猫たちは元気か、
先のことはわかりませんが、それでも一日一日を書きとめていきましょう。



(婦人の友の会員ではありませんが)
羽仁もと子氏の家計簿を愛用しています。

末ページの方に書いてある
買わないとおきめなさい。
…数ある欲望の中から選択しようとすれば、あれもこれもよしたくない。その時にすべてをあきらめてごらんなさい。するとかえって安心に愉快な新年をむかえることができるのです。さて本気であきらめてしまってから、どうしてもこうしても必要になって買ったものは、必ず有用なものです。…」羽仁もと子著作集より

この言葉に出会ってから、漠然とした不安から解放されました。

お金の使い方も人との付き合い方も、共通してると思ったからです。


身の丈にあった暮らし
自分のことを気にかけてくれる人を大切にする。
それだけでじゅうぶん。



本の紹介が遅くなってしまいましたね。

家事か地獄か  稲垣えみ子

著者は、朝日新聞社勤務などを経て50才で退社。冷蔵庫なしガス契約なしのフリーランス生活を送っていらっしゃる方です。



(写真は本より)

時々テレビでも拝見しますよね。
この本は(一言でいうと)自分で自分の世話ができる程度のラク家事のノウハウが載っている本です。


読み進めると、その生活を真似できるできないの視点ではなく、先ほどの羽仁もと子氏の言葉とも共通する家事に対する姿勢がうかがえます。




欲望のまま購入したもの、あって当たり前と思っていたもの、一汁三菜、そのどれもが
家事を家計を、複雑で大変なものにしているのではないか。

家事を完璧にこなしていたお母様が、認知症になった時の体験談もあります。


自分の理想とする暮らし
身の丈にあった暮らしは、人それぞれ違い、生きていく過程で変化していくものですね。


主婦(夫)ってやっぱりすごいのよ!
胸を張ってそう思える本です。





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ハッと気づかされた本  汝、星のごとく

2023-09-01 09:37:00 | 本・映画

昨夜は、スーパーブルームーンでしたね。

薄曇りのなか
見ることができました。



本の感想ブログ

感動がうまく伝えられなくて、
遠ざかっていましたが、久しぶりに。



汝、星のごとく  凪良ゆう


ネグレクト、ヤングケアラー、お金、中傷
そして己れを生きること。

ハッとする言葉が随所に出てきます。

「何度でも言います。
誰がなんと言おうと、
ぼくたちは自らを生きる権利があるんです。
ぼくの言うことはおかしいですか。
身勝手ですか。
でもそれは誰と比べておかしいんでしょう。
その誰かが正しいという証明は
誰がしてくれるんでしょう。」

久しぶりに一気読みしました。





成熟スイッチ  林真理子


今、日大理事長という立場で、
大変な渦中にいらっしゃる著者。

この本にも、社会的役割を担うこと、
そういう役割が回ってきた大人になったこと、が書かれていました。

女性で組織のてっぺんに立つ。
それは、(なんと言われようと)
すごくすごくすごく、すごいことです。

人とのお付き合いの礼儀(お礼状、身支度、褒め言葉等々)やっぱりちがうなと思いました。


きっとあの世で寂聴さん(著者が大好き)が、面白がりながら応援してくださってますね。





71才、年金月5万円、
あるもので工夫する楽しい節約生活



ほんとうに!?できるの??
と、読むまで信じられませんでしたが本当のお話しでした。

お気持ちを、ありのまま書いていて
そこには、
気持ちの切り替えと賢さ
いい意味での諦めといさぎよさ
そして一番は、
その工夫を楽しんでいること。が、大切なのですね。 





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映画2作品 観ました。

2023-07-09 07:20:00 | 本・映画

小さき麦の花

中国映画です。
公開二ヶ月後に異例の大ヒットとなり
「奇跡の映画」と呼ばれました




お互い厄介者扱いされていた男女が
貧しいながらも
相手を慈しみ、土に寄り添い、
懸命に暮らしていく。

時代の変化に翻弄される行く末に
切なさが何度もこみあげますが、
丁寧に描いた二人の暮らしが
生きていくことの本質を教えてくれます。



ラスト
トラクター代わりに働いてくれたロバの綱を「自由に生きろ」と、とくのですが…。


このうえなく清らかな 
    永遠の愛の物語です。







ライフ イズ クライミング!

テレビでも紹介されていました。




視力を失ったクライマー。
頼れるのは相棒の声だけ。
世界選手権4連覇を成し遂げたふたりは、ユタ州の大地にそびえ立つ真っ赤な砂岩(フィッシャー・タワーズ)のてっぺんを目指し、アメリカへと旅に出る。





最強で最高のコンビが、
登ること、生きることに挑む。
映画みたいな本当の話。(hpより)




すごい事を成し遂げているのに、さらりとしていて自然体で、とびきりポジティブ。
そんな日本人ばなれした二人に
圧倒されます。



ガイド・ナオヤさんの底抜けに明るい声かけと、それに応えるクライマー・コバさんのどこか他人事の口調に、
こちらまで ハッピー気分!





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漫画本と映画#こころの機微

2023-03-13 13:25:00 | 本・映画

 

少し前に新聞に載っていて

気になった漫画本を買いました。

 
 
 
しあわせは食べて寝て待て
 
 
 
 
持病で疲れやすい主人公(麦巻さとこ)は
週四のパート暮らし。
 
 
これ以上ないくらい落ち込んだ日に見つけた小さな団地で、
 
心優しい大家さんの鈴さんと
薬膳に詳しい料理番の(鈴さんの同居人)司に出会い
 
自分なりのしあわせを見つけていきます。
 
 
 
さとこの心の機微が丁寧に描かれています。
 
 
お給料でたら、つづき買おう。
 
 
※ 今日のあさイチでも紹介されていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
桐島、部活やめるってよ
 
 


図書館で借りました。
ロングランヒット作なんですね。
 
 
ありふれた時間が校舎に流れる「金曜日」の放課後。
 
学校内の誰もが認める”スター”桐島の退部のニュースが校内を駆け巡る。
 
 
 
カッコよくてスポーツ万能、クラスで目立つ上に属する生徒たちと、
 
運動オンチで見た目もイケてない、何をやっているのかさえ知られない文化部(映画部)の下に属する生徒たちの人間模様が、
ひとりひとり丁寧に描かれています。
 
 
 
とてもよかったです。
 
 
 
もし高校生にもどれるなら
映画部のメンバーみたいな高校生活がいいな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後に
ブロ友さんお二人の お気に入りの絵本も
図書館で借りました。
 
 
なまえのないねこ
 
くまのコールテンくん
 

どちらも、じ〜〜んと心温まる絵本です。
 
 
 
 
 
 
 
 
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本 読みました。

2023-02-25 09:28:00 | 本・映画
 
動物農場 ジョージ・オーウェル
 
 
 
とある農場の動物たちは、
劣悪な農場主(人)に不満をいだいていた。
 
 
 
賢く雄弁な豚のメジャー爺さん
夜な夜な動物たちを集めては
 
 
「全ての動物に平等と自由を!
 
 
我々のための楽園を作ろうではないか!」と、訴え続けます。
 
 
しだいに
動物たちのあいだで、反乱の熱気が高まり…。
 
 
 
 
メジャー爺さんは
革命家レーニンが、モデルと言われています。
 
 
 
 
ここに登場する動物たちは、実存する人物(スターリン等々)を、
 
 
作中で語られる出来事は、
当時のソ連で、実際に起こった出来事をモデルにしているようです。
 
 
 
 
 
時を経て
 
動物たちが高らかに唱和していたスローガンが
 ビミョーに 書き換えられ…。
 
 
 
 
あれ?と一瞬気づいても、流されるヒツジ。
 
 
わかっても、受け入れざるを得ないほど(皆なの分まで働き)疲弊した馬。
 
 
異を唱えれば、秘密警察のごとく牙をむく犬。
 
 
 
 
 人間との交渉のための外貨獲得には、雌鶏にたくさん卵を産ませなければなりません。
 
(雌鶏は、ウクライナ人がモデルとされています。自分たちの食べる分まで没収され数百万人が亡くなりました。この飢饉をホロドモールと言います。)
 
 
 
 
そして 豚たちはというと、
 
あれほど見くだしていた人間のベッドを使い、ビールを飲むように…。
 
 
 
 
 ロシアとウクライナには、深い歴史があるんですね。
 
 
 
 
いつの時代も、どちらの国も、
犠牲となるのは 弱き者たちです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最強の野菜スープ  前田 浩
 
ウイルスにもガンにも
野菜スープの力
 


抗ガン剤研究の権威。
ノーベル化学賞候補にもなった著者の
とてもためになる本です。
 
 
 
野菜は、紫外線や害虫から身を守るために、
すごいパワーをもっています。
 
 
 
フラボノイド(ポリフェノールの一種)
カラダにいいことは知られていますが、
 
 
それがどうしてガンに有益なのか、
どうすれば、効率よく体内に吸収することができるか、
 
わかりやすく書いてあります。
 
 
 
 
【野菜は、熱で細胞壁を壊してこそ、吸収される。】
 
 
 
 
この本を読むと、野菜の力を
 
カラダを通過させるだけではなく、
余すことなく吸収したい。
 
 
すぐにスープが作りたくなります。
 
 
 
 
 
 
 
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