おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- 米財務省20年債入札は好調。最高落札利回りは過去最高水準の1.795%(遅延有)、応募倍率は2.36倍。
…エバーグランデの銀行返済が(月)にできなかった件etc. 債務不履行は既に織り込み済みの様相となっています。
”不動産売却による負債の返済、からの丸投げorディスカウントセール(⇒∴銀行・不動産マーケットは堅調へと)”とマーケットは見ているので、「不動産価格を引き上げるな」と土地価格に介入していた当局にとっては好都合、というか「今の中国政府には救済をする気はない」と見られる。
も、エバーグランデ負債を持っている200社近くの銀行やノンバンクが、貸しはがし・貸し渋りへと回収を急ぎすぎれば、”コロナ後回復が遅れる”という危険も孕んでいる今。
…米10年債利回りは1.323%。今回(エバーグランデshock)の急落で、FRB内でのパウエルの権力が復活したと見られているので、
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- 9月FOMCでの”テーパリング開始”は見送られる可能性が高まった
- しかし、ドットチャートではタカ派が増えると見られている。(⇒∴マーケットはFOMC後に「タカ派のFRB」と受け止めるだろう)
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⇒と、よそうかい松本さん。
①テーパリング開始、②利上げ、③世界的に中央銀行の助けが無くなる。∴リスクが取りにくい今のマーケット。
…中国関連リスク:エバーグランデに関心が集中していますが、中国企業の「VIEスキーム」も同様に将来大きなリスクが顕在化するものと見られています。
⇒SECは9/20に変動持分事業体(VIE)スキームを使って、米国に上場する中国企業への投資リスクを改めて注意喚起。
⇒”VIEスキーム”が利用されている理由として、中国の主要産業企業が中国人以外によって所有されることを中国政府が制限しているため、とSEC。
⇒VIEスキームを持つ企業は、米国の投資家に株式を販売することで、米国の投資家に企業の所有権を分配することなく資金を調達することができる。
…中国が社会主義色を強め、なのに社会主義市場経済から離れつつある今は”パラダイムシフト”なのであろう、注目すべき時である。
個人への富の集中etc. 「個人が持つ権力」「民衆の権力拡大」を中国政府は危惧し、統制or抑制(政権転覆を防ぐため)。それに反して民衆を「格差拡大からの怒り」へと発展させぬよう、絶妙なバランスを取って「共同冨有」的政策を取り始めたが、この動きはすなわち「今まで世界経済をけん引してきた中国の貢献度の剥落」を意味する。
よろしくお願いいたします。