おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- 2/9(水)PM10:00のMX:WORLD MARKETZ、another stage:近藤さん。
…米10年債利回りが2%に達しそうな今。
→今の状況なら、2%は通過点にすぎない。「パウエルの『雇用を崩さずに利上げする』は本当にできそうなので、2%は行く」と。
…1月FOMCでパウエル議長は「労働市場を脅かさずに、金利は上昇していく」と断言していた。
&先週金曜の雇用統計が強かったことでの現況1.9%半ばらへん。
&そこにコンベクシティヘッジも絡んできてる今。
…去年2月・3月も金利は上昇していた。
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- 2月:コンベクシティヘッジによる金利上昇(MBSのヘッジ。スピード違反の時)。
- 3月:上昇したが、それほどでもなかった。
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…今年(今)の金利上昇は、非常に神経質で難しい。
「3月のFOMCで利上げ開始。QTがどのくらいコミットしてくるか」が大注目となっている今。
→FRB「QTについては3月で議論を始め、+もう一回(のFOMCで)議論」と。∴「5月までにQTの結論が出ると見ている」と近藤さん。
①BS(バランスシート)圧縮について、3月のFOMCで”道筋”が出てくるか。
②QTでは、米国債よりもMBS(不動産ローン担保証券)を圧縮すると見られているが、「BSは米国債が中心であるべきだ」という発言が出るかどうか(もし出れば需給が狂う可能性がある)。
「BS圧縮でMBSを外していく」とFedが発言すれば暴落となるので、その前に売ろうとしているヘッジファンド。
…マーケットに「『BS圧縮は、MBSから先に外す』は本当に合理的なのか」という問題が必ず出てくる、と近藤さん。
FRBが、MBSから先に売る(外す)となると、MBSを持っている人のリスクが上昇することになる。∴MBSを売りたい人が増える。
→も、MBSは満期になるまで売ることができないので、長期国債(10年)を買って、ヘッジをする。
→∴米国債とMBSのスプレッドのワイド化懸念へと。(米国債金利⇓、MBS売りで金利⇑)
…10年債とMBSのスプレッドがワイド化するのを避ける為、FRBは「ヘッジファンドよりも先にMBSを売り、ヘッジファンドよりも先に米国債を買う」という手法に出てくるかも、と。
(現況のクレジットスプレッドのワイド化は、丸投げされたFRB(FRBから買いオペ債券分を丸投げされてるBR)によって既に『先に売られてる』状況なのか?)
∴”金融正常化”で、今度は「クレジットに走らなくても良い」という状況になってくる。
→「MBSの負債の量を落とす」ということは、コンベクシティヘッジではなく、逆に国債を買わなければならない事態となるので(ヘッジで)、「先に外そうとするFRBよりも先に外そうとするヘッジファンド達」という構図となるだろう、と。
→ヘッジで国債を買うので金利は⇓となり、上昇は無くなる(上下拮抗となると見ている、とも)。
→∴10年債買い(金利⇓)でのナスダック⇑か?
※「コンベクシティヘッジで米国債売られる」は今月一杯で終わると見ている、と近藤さん。(3ヵ月1クールで動いているヘッジファンド。1月目はβを取りに行く、2月目は+αを取りに。3月目は安定ベンチマークで、という所が多い)
※FRBはどうしてMBSを外したがっているのか?⇒パンデミック時の金融緩和政策で、危ない社債もじゃんじゃん買っていた。買いオペで。=地雷の不発弾のような存在に。
- 米国債・新発10年物国債入札に強い需要。&今夜CPI。も、過度な警戒感は広がらず。マーケット好転?$円は米5年債利回りと連動。
…2020年5月以来の高さとなった応札倍率(2.68倍)。
(2020年5月頃に急激に買われ→2020年7.8月頃に急激に売られた。裏にFRBから丸投げされたBRの存在有り)
→今夜の米CPIが1980年代以来の高い伸びになると見られているにも関わらず、強い買い意欲となっている(昨夜MX:WORLD MARKETZ:近藤さんの言う『MBS売り+ヘッジでの10年債買い』か)。
→今朝モーサテ・クリーブランド連銀:メスター総裁発言の報道。
「3月FOMCでの政策金利引き上げを支持する」としたメスター総裁。「インフレの高止まりや、労働市場のひっ迫懸念etc. より速いペースで金利を引き上げる必要性がある」と。
また、FRBはBS縮小(QT)について、保有資産を米国債中心にすることを示唆しているが、これについてもメスター総裁は「ある時点で住宅ローン担保証券(不動産担保証券)の一部を売却することを支持する」との発言を出し(BS圧縮(金融正常化)を加速させるために、と)、これに反応した入札だった?
…米SEC:ヘッジファンドに情報開示義務。「ETF乱立な今、透明性を保つために」とSEC。∴ヘッジファンドにメスを入れてきた。(=民主党内のウォーレンら左派の力が強いという事か。バイデン弱化。=ウォール街は困る)
よろしくお願いいたします。
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