折々のうま-当たらぬでもなし

泉下で涙する杉浦 千畝

データの価値

2008年04月15日 04時09分51秒 | 競馬
新聞紙上では過去のデータで消しだ買いだと喧しいが、
少し考えてみたい。

データには本番の行われるコンディションとの関連性に絡む視点。
     有力どころが集結するステップの視点。
     過去のレース傾向による視点。が挙げられる。

このレースにはこういう能力が要求されるとか、
こういう欠点があると勝てないというデータは参考になるが、
単なるデータの羅列では、例外に振り回されることになるので
注意が必要だ。

①ステップが同一コースであることの関連性。
 弥生賞と皐月賞、チューリップ賞と桜花賞。
 前者は多少関連性があるが、後者に至っては1着馬は消しが通説
となっている。
 これは臨戦過程が問題で、賞金が足りている馬は金持ち喧嘩せず
で、軽く流したり、試走に徹する、いわゆる叩き台だが、トライアルの
出走権目当てでメイチの馬は後が続かないのである。
 逆に春の天皇賞と阪神大賞典などはコースも異なり、年々ステップ
レースの体をなさなくなっている。

これと関連して
②距離適性。
 距離別成績、最長連対距離などが目安になる。
 まさに適正距離というものがはっきりしている馬がいる。
③コース別成績
④右回り、左回り
⑤東京、京都、新潟の広いコース。阪神も改装後は準ずる。
 あるいはそれ以外の小回りコース。
⑥東京、中山、阪神などのゴール前の坂があるコース。
 特に上がり3Fに注目。
⑦季節別成績
⑧斤量別成績
⑨間隔別成績、特に休養明けの鉄砲が利くタイプか。
⑩重馬場の巧拙。雨自体が駄目な馬もいる。
⑪体重の増減。
⑫いわゆる持ちタイムとラップタイム
⑬枠別成績(コースバイアスも含む)
⑭移送競馬の得意不得意
⑮コース、レース毎の展開(逃げ先行有利か、差し追い込み有利か)
と当該馬の脚質、騎手の戦術適性
⑯それらを含めた臨戦過程

そして、
⑰騎手別成績
 馬との相性、騎手自身のコース・戦術の得意、不得意も
重要な要素である。

最後に王道
⑱血統
 サンデーサイレンス亡き後
 距離適性、コース適性、母系も含めて今後は重要な要素である。

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