著者は藤原てい。『国家の品格』の藤原正彦の実母である。
ソ連軍の満州国侵攻に伴い汽車で新京を脱出したが、朝鮮北部で
汽車が停車したため、日本への帰還の残る区間は母と子3人による
1年以上のソ連軍からの苦難の逃避行となった。
この作品は戦後ベストセラーとなり、映画化、ドラマ化された。
今となっては、「ソ連」という言葉自体が時代がかったものとなったが、
ソ連兵の婦女子に対する蛮行、一般市民も容赦なく送致されたシベリア抑留、
屁の役にも立たぬ関東軍への絶望など、
涙なしには見ることのできない内容だった。
本書とは別に数々の証言がある。
「厚生省(当時)に助教授が招かれ、(中絶手術を行うように)指示があった」
「(産婦人科教室の医師が)1、2か月交代で佐賀療養所に行っていた。
患者の大部分はソ連兵や現地住民に暴行されて妊娠した人で、
妊娠中絶が主な仕事だった」――。
http://atashi.com/webarchives/2007/05/27/23/57/40/kyushu.yomiuri.co.jp/magazine/document/013/do_013_060810.htm
当時は物資不足のため、麻酔なしで中絶手術が行われたという。
この状況下でなぜ共産党が伸びないのか、なぜ社民党が現状維持なのか。
ソ連礼賛、北朝鮮マンセーの執行部・指導部には思いもよらないだろう。
流れる星は生きている。
凄惨な境遇に絶望しながらも、
東方に流れる星に祖国への熱い思いを託し、
生きるよすがとした時代があったのだ。
ソ連軍の満州国侵攻に伴い汽車で新京を脱出したが、朝鮮北部で
汽車が停車したため、日本への帰還の残る区間は母と子3人による
1年以上のソ連軍からの苦難の逃避行となった。
この作品は戦後ベストセラーとなり、映画化、ドラマ化された。
今となっては、「ソ連」という言葉自体が時代がかったものとなったが、
ソ連兵の婦女子に対する蛮行、一般市民も容赦なく送致されたシベリア抑留、
屁の役にも立たぬ関東軍への絶望など、
涙なしには見ることのできない内容だった。
本書とは別に数々の証言がある。
「厚生省(当時)に助教授が招かれ、(中絶手術を行うように)指示があった」
「(産婦人科教室の医師が)1、2か月交代で佐賀療養所に行っていた。
患者の大部分はソ連兵や現地住民に暴行されて妊娠した人で、
妊娠中絶が主な仕事だった」――。
http://atashi.com/webarchives/2007/05/27/23/57/40/kyushu.yomiuri.co.jp/magazine/document/013/do_013_060810.htm
当時は物資不足のため、麻酔なしで中絶手術が行われたという。
この状況下でなぜ共産党が伸びないのか、なぜ社民党が現状維持なのか。
ソ連礼賛、北朝鮮マンセーの執行部・指導部には思いもよらないだろう。
流れる星は生きている。
凄惨な境遇に絶望しながらも、
東方に流れる星に祖国への熱い思いを託し、
生きるよすがとした時代があったのだ。