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大阪都とメトロポリタントロント

2015年05月10日 06時57分17秒 | 政治
 トロント市は1954年に発足した地方自治体メトロポリタン・トロントの一都市
として組み入れられた。戦後のブームで郊外の急速な発展が進み、メトロ政府は
土地利用と公共サービス提供の効率化のために、市町村の枠組みを超えて高速
道路・公共交通機関・水道事業などのサービス提供を行った。1967年、メトロ
ポリタン・トロントはメトロ内の7つの小さな町や村をより大きい都市へと統合し、
トロントとその周辺の都市、イーストヨークやエトビコ、ノースヨーク、スカボロ、
ヨークの6つの都市で構成されるようになる。1998年にメトロポリタン・トロント
は解体され、この6つの都市を合併し、現在の新制トロント市が誕生した。州の
地方行政区では単一層自治体に位置づけられ、大きな行政権を持つ。現在の市長
はロブ・フォードが務めている。
(goo Wikipedia)

 トロント
 メトロポリタン・トロント
(外部サイトに接続されます)

 分かる人には分かると思うが、大阪都構想とやらもトロントの二の舞になるのが
オチだ。
 再編、再編で活気が出ればいいが、今の経済状況では疲弊が残るだけだろう。
 決して東京都もうまくはいっていない。
 トロントにはこのほかにGTAという行政区分もある。サービスの種類で使い
分けているようだ。一部事務組合や独法みたいな事業もあるようだ。

 大阪都問題の本質は、大阪市と堺市以外のベッドタウンが市町村合併もせず、
財源は府におんぶにだっこで、公共サービスや都市機能は2政令都市にただ乗り
というところにある。

 そもそも論は言いたくなかったのだが、橋下 徹に改革はできないのと、
大阪府に自主財源がないのが問題で、大阪市の歳入を収奪するだけの
都構想は愚策ということだ。
 何もやらなくていいということではなく、歳入構造の欠陥が根幹にある。
 政令指定都市になったところはいいが、置いてきぼりを食らった府県が問題だ。

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1 コメント

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ブログで哲学喫茶を開店する (田の神様のつぶやき)
2015-05-10 10:21:50
 隣の県(県職OB)から半世紀大阪の実態を見続けてきました。大阪府・市の対峙がいかに関西の地盤沈下をもたらしてきたかを知るべきです。
 大阪都構想は、大阪市民のシビルミニマムを向上させるだけでなく、今まであまりにも無力だった大阪府の行政能力をアップさせることにあります。
 改革には問題点も含んでいるでしょうが、問題点をあぶりだして改革をストップさせるのか、改革する中で問題点を改良するかです。大阪都構想反対派の対案なき反対で大阪の再生が図れるはずがありません。
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