折々のうま-当たらぬでもなし

裏金じゃないよ、脱税だよ。

翌日開票

2009年08月30日 02時24分50秒 | 政治
横路 孝弘 北海道知事の話で思い出したのだが、
昔の北海道(札幌市)の統一地方選挙では翌日開票というのが結構あった。
厳密に言うと、札幌市が翌日、その他が即日の両日開票だった。
今もそうだが、札幌は政令指定都市のため、
統一地方選挙の際は、道知事、道議会、札幌市長、札幌市議選が
同一投票日である。

今は即日開票しているようだが、公職選挙法では翌日開票も
認められているので、平成19(2007)年の統一地方選挙でも、
東京都特別区では一部翌日開票があった。
区長選で言うと13区長選のうち即日開票が9区、翌日開票が4区
だった。

横路知事の1期目の選挙の選挙の話に戻すと、
札幌のベッドタウンの江別、恵庭市あたりは即日開票だったはずで、
今みたいに出口調査も確立していなかった時代には、
地域性に精通していた中央紙の通信員の力量が問われる機会でもあった。

今、資料を見てみると投票総数約326万票、当選した横路知事が
160万票、次点との差が7万票前後だから、薄氷の勝利である。

即日開票分では5%位差があったような気がするが、
札幌が北海道の4割前後の人口を占めているとはいえ、
都市部は低投票率でもあり、おそらく札幌では
社会党系(横路)5:自民党系4:共産党系1の
凄まじい追い上げを読み切ったことになる。

テレビが刻々と開票速報を伝える中で、手元の朝日新聞は横路当確。
正に「恐怖新聞」状態。自民党系の候補はさぞ寿命が縮んだことだろう。
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「責任力」を嗤う

2009年08月29日 01時04分02秒 | 政治
責任力って何ですか。

後期高齢者医療とか、
派遣法の改正とかって、
前の総選挙のマニフェストにあったんですか。

後期高齢者医療は制度設計としては悪くないと思いますが、
それにしても負担増なのですから、お願いするべきものでしょう。

うちは貧乏だから、めしは一日2食にすると、パチンコでさんざん
無駄遣いしてる親父に煙草ふかしながら言われている気分です。

どうせ国債残高を増やすなら、福祉、医療、教育に使って内需拡大
すべきでした。

でも大企業は輸出して消費税の還付を受けた方が良かったんでしたね。
大変、失礼致しました。

自民党さんは銭ゲバ市場原理主義と農協さんと一緒に沈んで下さい。

さようなら。

早く小泉改革以降の「暗愚の10年」が歴史の一部になりますように。

そしてお得意の後世の歴史家に糾弾されますように。

私は前回の総選挙で「100年安心」してしまったので、
今回も安心です。
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地方議会改革(1訂)

2009年08月28日 22時17分49秒 | 政治

前回提言はさすがに訳が分からないので、
思い切って簡素化してみた。

そもそもの定数配分の原則

1.島嶼部を除いて、1人区は作らない。

2.行政区を単位とする。
 政令市にあっては区。その他は市町村。
 1人区になる場合は次の行政区分のくくりまで合区していく。
 区にあっては政令市。その他にあっては郡。
 さらに合区が必要な場合は、過去の行政区分、現在の生活圏を
参考にする。
 ただし飛び地は原則として設けず、隣接市町村に合区するのを
原則とする。

3.議席決定の方法
 各選挙区ごとに
①非拘束式名簿比例代表制とする。
②ドント方式で配分。
③無所属は1人1党派とみなす。

長所
1.共倒れがなくなる。
 
短所
1.下位の者が当選する逆転現象が生ずる。

中立的な傾向として
1.政党化が進む。

中選挙区はおかしいと言いながら、モロ2~3人区に誘導しているのは
複数区なら、大政党は少なくとも過半数、2人区などは定数一杯まで
候補を立ててくるだろうという切なる願いだ。

別に北朝鮮やイランを引き合いに出すまでもなく、
東北地方では県議会選挙レベルでも、
1割以上の議席が無投票当選になっている県があるのだ。

保守地盤が固く、民主共産が候補を立てられないのが、
大きな理由だが、これで地方分権といわれても、
痴呆分権の間違いじゃないかと思う。

これではいけないので、地方議会にも比例代表制の導入を提言するのだが、
地域代表と民意の反映のバランスが難しい。
地方議会は国政選挙と違って無党派の進出の余地も作らなければならない。

都会では想像もつかないだろうが、
県議会レベルでも無投票。
これが田舎の現実だ。
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竹中氏がパソナ会長に=小泉改革の熱狂の果て

2009年08月26日 22時26分32秒 | 政治
人材派遣大手のパソナグループは26日、小泉政権で
経済財政担当相や総務相を歴任した竹中平蔵慶応大
教授(58)が同日付で取締役会長に就任したと発表した。
代表権は持たず任期は1年。(時事通信)

派遣法改正の立役者だからな。
分かりやすいことこの上ない。
自民党にはこの上ないグッドニュースだ。
ついでにオリックスとか、三井住友とか、日本通運の
社外取締役もやったらいい。

日本生命は相互会社なので社外取締役制度はどうなんだろう。

皆さんが熱狂した小泉改革とはこのようなものだったのだ。

政商と世襲。江戸時代そのままだな。

小泉旋風の吹き返しは相当なものになるだろう。


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再議決を考える

2009年08月12日 01時47分35秒 | 政治
派遣法の改悪、後期高齢者医療制度の導入、
障害者自立支援法の施行、医学部定員の削減。

これらは結果がうまくいかなかったから、
水に落ちた犬を叩くような真似をしているのではない。

すべて社会保障に関心がある者は危惧を抱き、
医療、福祉に造詣の深い識者は盛んに警鐘を鳴らした果てが、
この体たらくである。

私などは「自民党が壊れる前に日本が壊れる」と言ったものだ。

外資の保険が売れないので、社会保障を切り捨て、
簡保を解体したはいいが、アリコなどはチャプター11適用で、
国有化の果てに税金投入しながらの驚愕のボーナス支給である。

私は小泉のような者が出てくるのを畏れ、
数々の矛盾を抱えながらも護憲で通してきた。

ことここに至って改憲を主張する。
それは、3分の2条項を用いて再議決を行えるのは、
衆議院選挙が参議院のいずれの選挙よりも後の場合のみとする。

どういう状況に陥るかわからないので、オプションとしては残すが、
直近の民意を反映しない再議決はおかしいよということだ。

逆に解散で3分の2を取ったら3年間はできるのだ。

ねじれといわれた時点で解散もしないで再議決はおかしい。

解散して3分の2は届かないにしても過半数を取れたなら、
政府は信任、参議院が歩み寄るべきだろう。

それが、かつての「憲政の常道」であった。

今の自民党には再議決に対して忸怩たる思いもない。
国民の審判を受けない宰相を三たび戴くことを恥とする矜恃もない。
国会で信任した総理を1週間もたたないうちに引きずり倒そうとする。

コップの中の嵐はコップの中でやってもらいたい。

国民よ目覚めよ。
世襲貴族議員と我々の感覚は生涯相まみえることはないのだ。
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海猿は海上保安庁の予算増をもたらしたか

2009年08月09日 08時27分55秒 | 政治
あれだけブームを巻き起こしても、
海上保安庁は老朽大型巡視船(PL)の更新もままならない。
定員の確保にも汲々としている。

一般大衆のウケと財務省主計官の論理は別物だ。
暇な連中だな、ぐらいの感覚だろう。

ブームが単なるブームで終わってしまう。
海猿ブームと小泉ブームが、ほぼ同時期なのも何とも皮肉だ。

海保のパフォーマンスのまずさに歯がゆさも感じるが、
こういう展開になるのは、海保が軍需産業のような
強力な後ろ盾を持たないからである。

小泉改革の最大の欠点は、
このような無辜で必須の部門だが、
発言力に乏しい部門を削ってしまったことである。

行政に市場原理、業績評価を持ち込んだことである。

さしずめ巡視船艇や人員の予算を削った連中はさぞかし、
「行政の効率化」に貢献したことになっているのだろう。

巡視船艇のパトロール回数が減れば確実に麻薬、覚醒剤の密輸が増える。
人員が減れば集中力が落ち、認知力が落ちる。

第7管区の闘いなどは下手なスパイ小説よりも迫力があるが、
彼らが妥協して仕事をすることにならないよう
切に祈るばかりだ。
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深刻さ増す海上保安庁艦艇の老朽化

2009年08月06日 06時36分07秒 | 政治
くだらんバラ撒きやってる暇があったらこっちにも金を回せ。
津軽海峡などは中国潜水艦の庭だ。
民主共産も自衛隊の海外派遣云々言ってるんだったら、
ここを整備しないと画餅というものだろう。
以下は海上保安庁HPからのコピペだ。

海上保安庁では鋼船(大型巡視船など)の耐用年数を25年、
軽構造船艇(巡視艇など)の耐用年数を20年と定めています。
しかしながら予算の関係上、耐用年数通りの更新はできず、
平成20年12月1日時点で就役している巡視船115隻のうち47%、
巡視艇230隻のうち21%が耐用年数を超えています。
この数値からわかるように、建造費が高い巡視船の老朽化が進んでいます。
ちなみに近年の大型巡視船(PL)の建造費は1隻55億円前後です。
建造費の安い(約4億円)中型巡視艇(CL)は積極的な更新が行われています。

このような状態を招いた主な原因は、1977年に発効した排他的経済水域
200カイリ等を定めた新海洋秩序にあります。
これにより海上保安庁の担当海域が領海12カイリから排他的経済水域
200カイリに大幅に増えたため、それに対応するヘリコプター搭載型
大型巡視船(PLH)や大型巡視船「しれとこ」型28隻、中型巡視船
(PM)「なつい」型14隻、大型巡視艇(PC)「むらくも」型23隻
などが短期間に整備されました。
これらの巡視船艇が一気に耐用年数を迎えてきたため、その更新が問題に
なってきたのです。
しかしながら建造の予算は一気に増えることはなく、耐用年数を超えた船が
増えていきました。

イージス艦もいいが、日本海や東シナ海にPLHを常駐できる体制にする。
PLがローテーションで警戒できる体制を維持する。
上段振りかざした臨検よりも、余程効果があるというものだ。
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