駅間距離が長い、運転間隔が1時間以上あく、ことが主な理由だ。
免許を持っていなかった頃、電車で通っていたことがあった。
片道17.2㎞、23分、評定速度44.9㎞/h。
都会なら快速並みのイメージだ。
帰りに並行バスに乗ったことがある。
人がいそうなところをたどって行くため、距離が伸びて停車回数も増える。
田舎なので10回も止まらないのだが、それでも50分は優にかかる。
ラッシュにかかろうものなら、1時間を超えてしまう。
鉄道が廃線になったらえらいことだ。
都会の人は田舎のラッシュを馬鹿にするが、
1本道で迂回路がない分、普段10分で通り抜ける場所が1時間を超えるのだ。
道路特定財源を巡るギャップはこれも原因で、
せめて1本バイパスを作り、30分以下にというのが切実な願いだ。
都会はもっとひどいよと言うのはわかるが、
田舎に住んでいると何よりも選択の余地がなく、
一斉に同じ時間に帰り、似たような生活、通院、買い物をしなければならず、
都会以上の集中、殺到で、それに乗らないと取り残されて生活できないのだ。
24時間営業のコンビニなどは10㎞先から看板が出ているし、
マックスバリューがある街などは、田舎じゃ大いばり、
羨望どころか、憧憬の対象なのである。