折々のうま-当たらぬでもなし

泉下で涙する杉浦 千畝

単複ワイドは競馬の学校

2008年06月24日 02時30分06秒 | 競馬
雨がうるさくて眠れない。私の昔話でも。

株式投資の基本は電力株で、ボックス相場が多く、
経済状況を反映して、株価が上下する。
配当もそこそこ高く、長期保有にも向いており、
金利状況が色濃く投影される。
たまに増資があり、端数株の処分など、
初心者にとっては「株の学校」だった。

競馬は単勝・複勝に始まりワイドに終わる。
なんと言っても、1点を追いかける姿は競馬の王道、
100円馬券を蹴散らかしている私にとっては憧れの境地である。
複勝は最低1.5倍が損益分岐点。やってる人は分かるだろうが、
他の入着馬にも左右されるので2倍は欲しい。
単複の投資割合は単1:複2。
複勝の配当が良かったら(必然的に穴狙いと言うことになる)、
単1:複3ぐらいの割合でも良い。

複勝オッズが2倍を割り込むときはやむなくワイド。
ほぼ毎週来ている人は迷わず見(ケン)となるのだろうが、
ウォーミングアップで1点からボックス3点買いもいいだろう。
4頭ボックスまでなら6点と
3連単の馬券構成の基礎修練にはもってこいだ。
3点的中したら、3連単も3連複も的中しているということだ。

最近は3連単以外でもフォーメーション馬券を使う人が増えている。
私などは1回、馬連以下のヘタレ3連複をつかまされてから、
蛇蝎のように3連複を嫌っているが、
中穴以上が3着に入ったときは、爆発するらしい。
組み合わせ数を考えたり、2着に入ったときのことを考えると、
どこまでなのかという気もするが、
フォーメーションを使うこと自体は、推奨したいし、
掲示板に写の文字がいっぱい並んでいるのを見ると、
「おいでおいで、心穏やかに確定が待てるよ」
という天使の囁きが聞こえてくる。

しかし私は儚き罪の快楽にふけるよりは、
むしろ神の民とともに虐待されることを選んだのである。

押さえに馬連、ワイド、たまに馬単も使うかもしれないが、
3連複は私には縁のない馬券となるだろう。

しかし相手に迷ったら無理に相手を探さず、単複勝負。
このスタイルで貫きたいものだ。
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最初の1頭、最後の1頭

2008年06月01日 21時56分06秒 | 競馬
振り返ってみると、5万円以上の高額配当を取ったときと言うのは、
個人的に言うと早々に本命が確定していたり、
人気を度外視した対抗以下の
1着圏の狙い馬がはっきりしているパターン、
まあ、最初の1頭がはっきりしているパターンがある。

もう一つは枠順、馬体重を見て悩みに悩んで、
入れ替えた最後に選んだ1頭が来るというパターンがある。

不思議とその他のなにげに選んだ馬が来るというのは、
人気どころ以外はほとんどない。

当然、入れ替えて失敗することもあるのだが、
最近は悩んだときは人気薄、残高があればいっそ両方買ってしまう、
を実践している。

まあ、人気薄が来るとは限らず、
2、3万の小穴を外してしまうというのはよくあるが、
仮に今回のような20万馬券を外してしまうのに比べれば、
遙かに精神衛生上よろしいので納得している。

私のスタイルはステップ、臨戦過程重視なので、
今回は外すことはないと思っていたが、
20万円は驚きだ。

まずディープスカイは◎。
死に枠だろうが、四位の2年連続制覇だろうが、
微動だにせず。
当該馬のステップNHKマイルからは△ブラックシェル。
▲でも良かったが乗り替わりが激しいので評価を下げた。

皐月賞からは上がり最速の○レインボーペガサス、
△タケミカヅチ、△マイネルチャールズ。
スマイルジャックは前走大敗で?評価だった。

トライアルからは青葉賞馬▲アドマイヤコマンド、
△クリスタルウイングだったが、
クリスタルが大外枠に入ってしまった。

差し追込馬なら長距離では外枠でも関係ないが、
8枠3頭とも前に行ってこその馬が入ってしまった。

6枠7枠も大した馬はなく、
中枠より外が死んだも同然の状況となった。

かといって、本命馬以外はさしたる信頼性もなく、
○レインボーペガサスがいいレースをした
きさらぎ賞の2着にして、ショウナンアルバに近2走で先着している
スマイルジャックが浮上した。

スマイルジャック自体もスプリングS1着馬であり、
皐月賞は逃げたキャプテントゥーレ以外は、
私が団子といって小馬鹿にする展開で度外視できた。

スプリングSはタニノギムレット、ネオユニバース、メイショウサムソンは1着、
ドリームパスポートはステップ3着→本番3着と
ダービーでは馬券に絡んでいる好ステップである。

こうなると直結ステップだと騒がしくなるが、
スプリングSやきさらぎ賞が直結しているのではない。

メンバー構成のレベルが高く、レース展開も極端でなく、
ダービーで勝ち上がるにふさわしいコンディションになった
ということである。
特にクラシックのステップは有力馬の動向に疑心暗鬼になって、
さながら民族大移動の様相となり、
年ごとのレベルの格差がひどいので注意が必要だ。
トライアルに2回挑戦できるシステムを確立しないと、
レベルは安定しないだろう。

以上、まあ好みはあるだろうが、、
私にはステップの取捨から入る手法が合っている。

今回、穴を開けたスマイルジャックがタニノギムレット産駒
というのも、血統というものの奥深さを感じる。
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スイープトウショウの思い出

2008年06月01日 21時14分52秒 | 競馬
以前の最高配当は2005宝塚記念で3連単178,840円。
スイープトウショウが勝った年である。
あの時はゼンノロブロイが
前年秋のG1三冠を達成し期待されていたが、
春天を回避し、有馬以来の宝塚記念という状況だった。
春天はスズカマンボが制したもの宝塚記念は回避。
なんと8歳馬のタップダンスシチーが1番人気という
体たらくだった。

最初は◎⑥ゼンノロブロイ、○⑪スイープトウショウ、▲④ハーツクライ、
△⑨リンカーン、△③トウショウナイト、△②ビッグゴールドだった。

当日⑥が1番人気にならなかったので、これは⑪-④しかあり得ないと、
馬連を1000円位買おうと思ったのだが、
今までタップを切って散々な目に遭ってきたので、
当日-8㎏の②を切り、☆⑮タップダンスシチーの80点買いとした。

まあ、当初の予定では3単36点プラス馬連1000円だったので、
このとおり買っていれば神様でしたな。

しかし、レースはタップが途中までテレビ馬で、
またこいつかよ、と思いつつも、スイープは馬券に絡むので、
4、5万にはなるかな位には思っていた。

直線に入るとタップが失速し、最後の200mで先頭に並び、
これはもしやと思っていると、ゴールの瞬間、
大歓声が一瞬水を打ったように静かになり、
再び、怒濤のようなうなり声に変わった。

スイープは頑固な馬で、追い切り拒否は日常茶飯事。
本番レースでも本馬場の前でびくともしないことがあった。

2007エリザベス女王杯3着が最後のレースとなったが、
実況の「今日は素直に本馬場入場しました」には、
苦笑すると同時に、
ああ、彼女も今日が最後だと分かっているのかなと思った。

おてんば娘だが、出遅れさえなければいい馬で、
結構稼がせてもらったが、特に宝塚記念はいい思い出だ。

最後にありがとうスイープトウショウ。
君は僕に競馬の喜びと哀しみを教えてくれた。
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