YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

親の役目

2011-08-01 19:35:34 | Weblog
(真冬のコスモス=一軒おいてお隣の家の庭で)


この頃…なんだか…いろいろと思うことがあって…
ちょっとブログをサボってしました。

『未来』 『約束』 『親の役割』 『歳を重ねる』 『生きる』 『癌を持つという事』…等々

これらに共通して言えることは、『これが正しい』 とか 『これは間違ってる』 と言う決めがなく 『これだ!』 という結論も出ないという事。
すべて 心、精神的なものなので、人間一人一人の基準や価値観が違う。

なので、逆に言いたい事を言えば、言った者勝ち 


まずは 『親の役割』 について、私が思う事。

親は子供を育てる事で “親”になれる。
はじめから “親”として生まれてくる人は何処にもいない。
だから、子供は親に育てて貰うんだけど、親も子供に育てて貰う。

ちょっと気になって、辞典で調べてみた
『 親=物の生ずるもと。大小あるものの大きい方。中心となるもの。ばくちやトランプで、札を配る人。』
『 子=子供。若い人。利子。小さい物。人 』
この “子” の所に、面白いことわざ が出ていた
『 子は三界(さんがい)の首枷(くびかせ)=親は子供への愛情のために、一生苦労する 』
流石~!! 昔の人は良い事言うね 


いけない! また話が逸れた 

私は、親の一番の役割は、『自分で生きていける子供に育てる』ことだと思っている。
だって、親は、いつまで子供の側にいてあげれるのか…それは神様の決めることで…
いつ、子供が独りで放り出されるか分からない。
そう言う時に、独りで身の回りのことができ、独りで食べ、一人で危険から身を守る事ができる か 出来ないか では大違いだと思う。

それが出来たら、学問、マナー、人を助ける、人に迷惑を掛けない…等々と、広がっていく。
そして、あれもこれもと…限りなく広がる(笑)

でもね
津波に家族が飲み込まれて、一人になっちゃったら…
山の中で、一人だけ、道に迷ってしまったら…
船の事故で無人島に流されてしまったら…

学問よりも、何よりも役に立つのは 『生きる力』 だと思う。
それは、水を探す。 野草を探す。 火を作り出す。 生きようとする精神力。

その 『生きる力』と平行して育てて欲しいのが 『人を思いやる心、感謝する心』

それだけ出来たら 『親の役割』 は、おしまい!
でも、これが超~難しいのよね~ 

どうしても、みんな自分の子供は可愛いから、すぐに 『転ばぬ先の杖』をついてあげちゃう。
そうすると、子供は転ばない。
転ばないと、どうやったら転ぶのかが分からない。
怪我をしない転び方も分からない。

一度転んでみれば簡単に分かることなんだけど…
転ぶと痛いから、怪我をするから と親は杖をつく。

子供が何かを問われた時に、親が答える。
子供がしなくてはいけないことを、親が代わってやる。
子供が叱られた時に、親が謝る。
それでは、何も根本的な解決はないし子ども自身の何の栄養にもならない。

子供時代、若い時代の失敗、苦労、喜び、悲しみ…こういう経験すべてが人生の糧になるんだから!
こういう経験の回数が多ければ多いほど、人に優しくなれると思う。
自分が強くないと、人には優しくできない。
弱い人=優しい って思われがちだけど、弱い人はただ 弱いだけ だと私は思う。



嬉しいことに、このブログを見てくれている人達の中に
私みたいに、もう第一線子育て、ほぼ終了した人。
子育て真っ最中の人。
今から子供を…って考えてる人。
の3世代の人達がいる。


せっかく親になれたんだから…
子育てを、苦しむんじゃなくて、楽しんで、
自分の子供を、自分の責任で、身体を張って(笑)
手抜きはしても、心は抜かないで、
育ててみて下さい