はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.319 ワールドハピネス2017

2017-08-09 06:36:15 | 音楽




今年も行ったよワールドハピネス。

今年は10周年だそうだ。

僕らは4年連続7回目の参加。

今年は岡崎体育とGLIM SPANKY狙い。

期待通りの素晴らしいパフォーマンス。

よく知らなかったけどZOMBIE CHANGのセンスも結構好きだな、良かった。


数年前にいとうせいこうが出演した時、僕の心のベストテンでは第1位、

今年はみうらさんもいるし、一緒に何かやらないかななんて期待があった。

みうらさんも竹中直人も真面目に音楽をしていてそれはそれで良かったけど、

今年の僕の中での優勝はやっぱりいとうさんだった。

いとうさんの後ろの、

屋敷豪太のDUBFORCEがかっこ良過ぎ。

もうまるでミュートビート。

20何年前、武蔵大学の学園祭に行って

ボ・ガンボスとトマトズをみて帰ってきちゃったライブの

トリがミュートビートだったんだよね。

途中で帰っちゃったことを惜しいことをしたと今でも悔やんでる。


そういえば今回ゲスト参加の高木完は、

前に東京ブラボーでワーハピ出てるね。



ちなみに今回の長男の心のベストテン1位は電気グルーヴだった。

Nulbarichも気になったみたいだけど。



今年はMETA FIVEでは1曲だけ、

いとうさんプラスのタイニー・パンクスの曲「東京ブロンクス」でラストを飾った。

Vol.313 David Bowie is

2017-01-28 14:27:21 | 音楽


ムラカシくんという同級生がいた。
ムラカシくんはお洒落で女子にモテて、生徒会長だった。
キッスや ジャパンやクイーン、ビリー・ジョエルなどの洋楽を小学生の時から聴いていて、エレキギターを上手に弾いた。
僕はそんなムラカシくんに憧れていて、ムラカシくんになりたくて、彼が聴いていたRCサクセションの曲を練習した。

大学生の時、アルバイト先の喫茶店にコーノちゃんがいた。
コーノちゃんは2枚目で無口で、ギターを抱えたままこたつに入って、レコードを聴いていた。
YouTubeとかのない時代、音楽を聴くのはレコードだった。
2,800円もするレコードを簡単には買えないので、貸しレコード店で350円で借りてきて300円のカセットテープにダビングした。
その貸しレコード店とカセットテープのお金もバカにならないくらい慢性的にビンボーな少年は興味がある音楽全てを聴くことなんてとてもできなかった。
だから僕はボブ・ディランもストーンズもジミ・ヘンもビートルズだってほとんど聴かずに育った自称ロック少年だった。
だけど本物のロック少年だったコーノちゃんはレコードを山のように持っていた。
僕はT-REXもドアーズも、そしてデヴィッド・ボウイもコーノちゃんちのレコードで初めて聴いたんだ。

大学生の僕はデヴィッド・ボウイを俳優だと思っていた。
中村雅俊や水谷豊のように俳優が本業で、企画で歌も歌う人だと思っていた。
何というロック少年だったろう。

ティンマシーンで来日した時は、会社の同僚に誘われたけど、観に行こうなんて思わなかった。

MTVでよく放映された「リトルワンダー」が気に入って、「アースリング」というCDを買ったのをキッカケに新しいアルバムから古いアルバムからよく聴くようになった。
今もやっているバンドで「ジギースターダスト」を演奏するようになった頃には、すっかり昔からデヴィッド・ボウイの熱烈なファンだったような気がしていた。
リアリティツアーで来日した時は当たり前のように観に行った。
デヴィッド・ボウイが出演している映画を観て、David Bowie is大回顧展に来て、やっぱり僕の知らないデヴィッド・ボウイがいるなあとあらためて思うのだった。



Vol.293 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015

2015-05-03 17:47:55 | 音楽


今年もラ・フォル・ジュルネに行ってきた。

2010年に初めて行って以来、
公演のほとんどが中止になった2011年を飛ばして、
毎年足を運んでいる、我が家の、GW恒例のイベント。

今年は3月にチケットを手配したので、
公演も選べたし、席も良い席で、家族4人分を確保できた。

今までのラ・フォル・ジュルネはモーツァルトやショパンといった人物、
または時代がテーマだったが、
今年のテーマはPASSION(パシオン)、
恋と祈りといのちの音楽。

午前中はホールAでデュッセルドルフ交響楽団のコンサート。
曲は、
マーラーの交響曲第5番嬰ハ短調よりアダージェット
ワーグナーのオペラ《ローエングリン》より 第1幕前奏曲、第3幕前奏曲
同じくワーグナー、楽劇《トリスタインとイゾルデ》より 前奏曲とイゾルデの愛の死

マーラーはルキノ・ヴィスコンティの映画「ベニスに死す」の美しい映像の後ろにずっと流れている曲。

一番前だったので後ろの方の管楽器やパーカッションの様子が全然見えなかったけれど、
臨場感たっぷりで美しい音楽にどっぷり浸かった感じ。

午後は小さいホール、B7で、
エリーナ・パク、ボリス・ベレゾフスキー、アレクサンドル・ギンジンの
ヴィオラとピアノの演奏。

曲はクラークのヴィオラ・ソナタ、
ラヴェルのバレエ《ダフニスとクロエ》より、
メシアン「アーメンの幻影」より

今回は早めの手配だったので公演が選べたと書いたが、
楽団や奏者については全然詳しくないので、
演奏曲で公演を選んだ。

マーラーとラヴェルで僕は大満足だったけど、
モーツァルトやショパンのようにみんなが知っている作曲家ではなかったので、
うちの家族はもう一つ盛り上がれなかったようだ。

特に午後のラヴェルらの新しめの音楽は、
彼らを心地好い眠りに誘ったようだった。

「いやあ、気持ち良かった」と長男。
最高のBGMでの贅沢な眠りだ。




Vol.287 THE SAIZANS LIVE

2014-10-16 12:15:30 | 音楽


中学生の弟にベースを教えたら、これがなかなかセンスが良くてあっという間に上手になった。
大学の同級生の天才ギタリストの河野ちゃんと3人でデモテープ作成をはじめた頃がSAIZANSの結成時期になるので30年近く前の話になるけど、初めてのライブは1998年。
僕と弟と、ボーカルに以前の会社の先輩の松ちゃんを加え、先輩の連れてきたギタリストのカズトヨが参加して、前の会社で一緒だったネギちゃんにドラムを叩いてもらった。
それまでに書き溜めてあったオリジナル曲をアレンジをレゲエにして、レゲエバンドを表明。
売りはシャインヘッドのジャマイカン・イン・ニューヨークのカバー。

僕ははじめてエレキギターで弾いた曲がRCサクセションで、高校時代は子供ばんどのコピーバンドをやっていたし、レゲエも好いけど、やっぱり好きなのはロック。
松ちゃんもカズトヨもやっぱりそうで、だんだんシンプルなロックのレパートリーが増えていく。
僕の結婚式の二次会で演奏した頃はグラムロックをテーマにしていて、デビッドボウイのカバーや、日本のグラムロックといえばジュリーだね、とか言ってストリッパーのカバーなんかを演ったりした。


そして今回、およそ15年ぶりのライブは、好きとか嫌いとかじゃなくて、演れることが一番と考えて、シンプルなロックの曲を中心に構成。
さてさてどんなライブになるのだろう。
ボーカルのホセアントニオ松原のしゃべりにはさらに磨きがかかっているのだろうか?
それはバンドのメンバーも楽しみにしているところ。

大人fes
開催日時:2014年10月19日(日) 17:30開場、18:00開演
開催会場:江古田Buddy
出演:the world tour、THE SAIZANS 、けだものがかり、ザ・コピーズ
料金:1,500円

ご来場いただける方は、ライブハウス受付にてバンド名サイザンスとお伝えください。

Vol.283 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2014

2014-05-04 06:27:09 | 音楽


ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャパンは10回記念。

GWの定番にしているわがファミリーは、
震災でほとんどの公演が中止になった2011年をのぞいて、
2010年から来ているので今年が4回目。

2010年は次男がまだ1歳だったので、
「0歳からのコンサート」しか選択肢がなかった。

今や次男も5歳なので、今は多くの公演を選ぶことができるけれど、
長男のミニバスの予定を待って、
さあチケットを買おうと思う頃は、結構ソールドアウト状態で、
空きがあるところに潜り込むのが精一杯。

そんなわけで、今年は、
まずは家族4人でマリナ・シシュと横浜シンフォニエッタの
ヴィヴァルディ「四季」を聴く。
ヴァイオリンが心地好く、意識が遠のいていく。
今日は音楽を聴きながら、頭の中に湧き上がる映像に注目しようと思っていた。
四季なので、お花畑や大自然が脳裏に浮かぶかと思いきや、
ヴァイオリニストのドレスからの連想かヨーロッパの社交会の風景が頭に浮かぶ。
しかも懐かしい気がする。
映画かテレビで見たシーンなのか、それともデジャビュか前世の記憶か、
なんてぼんやり思いながら演奏と懐かしい思いに浸る。

そう言えば、小学生の時にお小遣いでクラシックのレコードを買ったことがあった。
何を思って誰の曲のレコードを買ったんだっけな、
思い出そうとするけれど思い出せない。

午後は同じ公演のチケットを4人分取れなかったので二手に分かれる。

妻と長男はタタルスタン国立交響楽団のラフマニノフ。

僕と次男はブラジャーク弦楽四重奏団のベートーベン。

体格の良い四人のオジさんたちがとても繊細にヴァイオリンを奏でる。
その姿を見ながら、
そう言えば昨日昔のデヴィッドボウイが出てくる夢を見たな、とか思う。

次男は僕につかまって熟睡。
いびきが大きくならないようにと気をつかって時々向きを変える。

幼稚園からずっとピアノを習っている長男だけど、
いまだにピアノには本気になったことがないようだ。
練習しているところなんてまったく見たことがない。

タタルスタン響の方は小山実稚恵というピアニストも出演しているので、
長男はどんな感想を持つかな、なんて想像してみる。

僕と次男は今日はヴァイオリンばかりでピアノを聴いてない。

次男は「響介」という名前なので、音楽に大きな興味を持つはずだから、
今はコンサート中爆睡していても、いずれ意味を持つ一日になるはずだ。