はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.32 さらば目玉おやじ

2010-01-17 15:05:59 | 妖怪
 目玉おやじの声優、田の中勇さんが亡くなった。
 心からご冥福をお祈りします。
 
 春から「ゲゲゲの女房」がNHKで放映されることだし、四十七士の揃いきらなかったアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の復活も期待していただけに残念無念である。
 
 アニメのヒーローたちは年齢をとらないけれど、声優たちは残念ながら齢を重ねていく。ルパン三世は上手に栗貫が後継しているが次元も銭形のとっつぁんも呂律がまわっていないことがあるし、不二子ちゃんだってかなりなお婆ちゃんのはずだ。
 田の中さんは77歳だった。
 国民に愛されるロングランのアニメの声優はできればずっと替わらずににいて欲しいが、なかなかそうはいかないものだ。サザエさん一家だって結構声変わりしているし、ドラえもんだって若返った。
 目玉のおやじといえばずっと同じ田の中さんだが、主役の鬼太郎やねずみ男、猫娘は実はシリーズで結構声優は替わっている。
 
 映画の実写版のゲゲゲの鬼太郎もおそらく次回作が作られるだろう。
 おやじの声があの声でないのは興醒めだし、ましてやはまり役だったぬらりひょんの緒形拳もいない。代役候補、妖怪大戦争のぬらりひょん、清志郎だってすでにこの世にいない。
 でもお化けは死なないのだ。がんばれ鬼太郎。がんばれ水木しげる大先生。

Vol.18 緑風荘全焼、大ショック。

2009-10-07 17:31:54 | 妖怪
先日、座敷ワラシで有名な岩手、金田一温泉の「緑風荘」が火事で全焼してしまった。
大ショックだ。

昨年の夏休み、「河童のクゥと夏休み」の舞台を追いかけて家族で東北旅行に行った。
もちろん遠野が一番の目的だったけれど、実は二戸まで足を伸ばして「緑風荘」にも宿泊した。
映画でクゥたちが座敷ワラシの出る宿に宿泊していて、てっきりその宿のモデルを「緑風荘」だと思い込み、良く調べもしないで遠野と金田一温泉は近いものと勘違いしていた。
ガイドブックを買って計画を立てようとしたら、緑風荘のある二戸はほとんど青森との県境。電車の本数も少ないし、遠野とは3~4時間かかる距離だった。

座敷ワラシが出るという「えんじゅの間」は予約が数年先まで入っていてもちろん泊まれなかったのだけれど、宿泊者が到着する前に見学させてもらうことができた。
人形やらおもちゃやらがたくさん置かれていて、独特の雰囲気。
そこで写真も何枚かは撮ったけれど、不思議なものは何も写らなかった。

僕らが泊まった部屋は「えんじゅの間」からは少し離れていたけれど、僕らの部屋にも人形やおもちゃはたくさん置かれてあってちょっと怖い感じがした。
部屋にはトイレがなくて部屋の外に出なくてはならない。夜中にトイレに行くのは結構勇気が必要だった。

歴史があって古い建物だったけれどキレイに掃除されていた記憶がある。
発火の原因とされているお風呂もキレイだったんだけどなあ。

宿泊できたのは良かったけれど、全焼して、もうなくなってしまったのかと思うと本当にショックだ。
水木しげる翁や京極夏彦など、たくさんあった著名人のサインや写真もみんな燃えちゃったんだろうな。

言い伝えでは、座敷ワラシが姿を消すと災いが起こると云う話が多いが、やっぱり、火事が起きる前に座敷ワラシはどこかへ行ってしまったのだろうか?