はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.51 この世でいちばん大事な「カネ」の話

2010-04-06 17:52:52 | お勉強
 CDA養成講座のY先生は講座の中でいろいろな本を紹介してくれました。
 
 そして、人はなぜ働くのかという問いにはこの本、と紹介いただいたのが漫画家・西原理恵子の「この世でいちばん大事な「カネ」の話」でした。
 理論社から出ている『よりみちパン!セ』という中学生くらいの若年層に向けたシリーズで、すでに第Ⅴ期まで出版されているのですが、どこかで見たことあるなと思ったら、第Ⅰ期の本が2冊、家にありました。
 みうらじゅんの「正しい保健体育」と玄田有史の「14歳からの仕事道」。

 「この世でいちばん・・」は1日の往復の通勤電車内で読みきれちゃうくらいのボリュームですが、ボリューム以上に胸に染みました。
 
 会社では嫌なことが多くて、さっさと辞めたい!なんてネガティブな気持ちの日が時々ありますが、仕事をするということ、カネを稼ぐということ、家族を愛するということ、しみじみ考えさせられてしまいました。
 
 世界中の貧しい地域の人々に比較したら僕なんて仕事ができるだけほんとに全然幸せなんです。だけど、日本人て年間3万人も自殺しているらしいです。お金に困ってということもあるでしょうが、仕事が原因のこともあります。
 自殺したいくらい嫌だったら、いじめられて我慢できなかったら、とっとと逃げちゃって構わないよ、と西原さんは子どもに言っているそうです。
 それを読んで僕も少し気持ちが楽になりました。
 家族のためには歯を食いしばって頑張らなくてはと思っていますが、その思いのために自分を追い詰めているのは事実。病気になったり自殺をしたりしたら元も子もないです。
 基本的に僕は仕事は楽しくあるべきだと思っているし、楽しく仕事ができない職場ならば逃げ出すことも勇気かも知れないと思います。そして文句ばかり言って行動しないのは逆に怠慢だとも思います。だから僕は一刻も早く次のステージに進めることを目標にして毎日精進していきたいと思っています。意味深