はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.273 藤子・F ・不二雄展&大妖怪展

2013-08-31 06:47:02 | 妖怪
   



 来週の月曜日から子どもたちの学校、幼稚園がはじまる。
 土日はミニバスの練習があるし町も混雑するだろうから、平日の昨日、お休みをいただいて子どもたちを連れて夏休みの思い出づくりに出かけた。

 まずは東京タワーで開催している「 生誕80周年記念 藤子・F ・不二雄展」。
 子どもたちにしてみれば生まれて初めての東京タワーなので、大展望台とのセット券を購入。子ども向けの展示会とあって、4歳以上の幼児もしっかり料金を取られた。
 屋上の展覧会の入り口から入場すると、ドラえもんの団体が僕たちを迎えてくれる。それぞれのドラえもんはポケットから出した道具を手にしている。気に入った道具を持ったドラえもんの前で記念撮影。
 東京タワーの中へ入るとまず最初が「ふしぎSFシアター」。プロジェクションマッピングを使った映像はファンタスティック。子どもも大人も大感動。上映時間はわずか5分程度で短いのだけど、入場料の半分くらいはこの映像を見るためのものだろう。
 おみやげショップでは楽しいグッズがたくさん。保護者の方は覚悟して通過すべき恐怖のエリアだ。子どもたちもあれ欲しい、これ欲しいと騒ぐが、自分の中にも「懐かしい」という敵が存在する。写真はパーマン1号のピンバッジ。これは欲しい。

 折角なので、さらに別料金をはらって240mの高さの特別展望台にも上って、東京タワーを後にする。

 東京駅で妻と待ち合わせをして、一緒にお昼ご飯を食べて、そして再び別行動。
 今度は三井記念美術館で開催している「 大妖怪展-鬼と妖怪そしてゲゲゲ」へ。 
 こちらは夏休みの催しということで明日が最終日。ギリギリ見れて良かった。
 浮世絵や絵双紙などのお化け画の展示はショーケースに入っているものを上から観るスタイルなので下の子は背が届かなくて見えない。「見えないよ~。」とうるさいので子どもの目線を試してみたらなるほど真横から見るような状態だった。ということで、15kgの次男坊を展示会場内をほとんど抱っこしてまわったものだから、久しぶりに腰が痛くなった。この現象こそが「こなき爺」なのかも知れない。
 小学生には絵をしっかり見て回るためのワークシートのサービスがある。長男は鉛筆片手にメモを取りながら鑑賞。藤子不二雄展の時も思ったけれど、小5にもなるときちんと展示を楽しめるようになる。いつの間にか絵を一枚一枚しっかりと観られるようになっていたことにうれしく思った。
 展示の最終コーナーは現代の妖怪画ということで水木しげる翁の有名な妖怪画の原画が展示されていた。児啼爺、砂かけ婆、小豆洗い、ぬらりひょん、誰もが一度は見たことがあるあの有名な絵たち。水木しげる展には何度も足を運んでいるので、原画も何回も観ているけれど、何回観ても観るたびに感動するもんだ。

 家に帰ってから子どもたちに質問。
父:「何が良かった?」
次男坊:「ドラえもんの映画!」(ふしぎSFシアターのこと)
長男:「水木しげるの絵。」

よしよし、しっかり何が良かったか振り返れるようになってきたね。