タイトルに魅かれて、めずらしく衝動買いした小説。
書かれたのが1998年で文庫化が2004年。
クラウドという言葉をよく聞くようになるずっと前の小説だったことは意外。
なんだかヘンテコリンな話で、言葉遣いとか、構成とかヘンテコリンに凝っていて、
なんとなく僕の弟が書くヘンテコリンなちょっと下ネタの多い小説にも似ているところがあるなとか思いながら一気に読み切った。
パスポートナンバーの秘密は面白かったので、
「さっそく息子に謎を解いてみて」とやってみた。
せっかくなので、みなさんも謎を解いてみて。
142857
285714
428571
571428
714285
857142
さあ、これらの数字はどんな関係があるのでしょうか?
うちの息子の答えは20点くらいかな。
まったく見当違いじゃなかったけど、
深みが足りなかった。
息子の答えはこう。
「出てくる数字が同じ。」
まあ、そうなんだけどね。
並び順も一緒だよね。
そして小さい順に並んでいる。
でもそれだけじゃまだ足りない。
答えはこう。
142857×1=142857
142857×2=285714
142857×3=428571
142857×4=571428
142857×5=714285
142857×6=857142
どうですか、すごいでしょ!
ちなみに7をかけると999999になる。
このネタも小説では使われている。
そしてうちの子はさらに、8をかけ、9をかけ、10をかけ、
142857×8=1142856
142857×9=1285713
142857×10=1428570
これも規則性あるな、なんてやってるから、
なかなかやるなとか思ったりして。