自分は美大卒でも、造形がすごく得意なわけでもないのだが、
四万十川河童造形大賞というコンテストに作品を応募したことがある。
広告代理店に勤務していた時に、
東京都内にある美大の仕事を請け負っていて、
アポの時間まで、
大学の学生ラウンジで時間をつぶすことがあった。
学生ラウンジには学生向けのチラシがたくさん置いてあって、
美大なので絵画や造形や写真などの作品募集の内容が多かった。
その中の一つが、海洋堂のミュージアムが主催する四万十川河童造形大賞だった。
何か賞をとったとかそういうお話ではないが、
妖怪造形大賞と聞いて思い出した。
自分は小学生の時から妖怪が大好きで、
水木しげるの本をたくさん持っている。
「夏はお化けだな」と、
毎年夏になると妖怪やお化けの美術展やイベントを探している。
7月21日、今年はTOKYO妖怪ナイトという魅力的な名前のイベントを見つけてしまい、
迷うことなく参加してきた。
登壇者は柳生忠平さんという妖怪画家、
香川雅信さんという妖怪博士にして歴史博物館の学芸課長、
中村元さんという妖怪造形大賞の総合プロデューサー、
そして司会がテリー植田さんという方。
小豆島迷路のまち妖怪プロジェクト実行委員会が主催する、
妖怪造形大賞の入賞作品がステージに展示され、
作品についての評価や感想を語るゆるいトークイベントで
なかなか楽しかった。
ちなみに妖怪造形大賞の審査員には、
なんでも鑑定団でおなじみの北原照久さんや、
海洋堂の宮脇社長、
漫画家の美内すずえさんなどがいる。
このブログを書くためにノートを見たら、
こんなことがメモしてあった。
河童は緑色じゃない
天狗の鼻は高くない
児啼爺はジジイじゃない
砂かけ婆はババアじゃない
妖怪の正体の話かな。
次回のブログ予告
フジオロックフェスティバル