先週、先々週は以前のお客さんのところを退職の挨拶をしてまわった。
今後、自分でやっていきたいこと、考えていることなどを熱く語るのだけれど、
「で、結局どんな仕事すんの?」と訊かれる。
僕は絵を描いたり、文章を書いたり、作品を作ったり、昔からクリエイティブなことが好きで、前職も前々職も制作として応募してきた。
まあ、結局採用はどちらも営業だったけれど、営業の中でもクリエイティブなことを心がけてきたつもりだ。
だから、やはりやりたいのはいつでも物作りなのである。
さらに前職では大学関連の仕事をしてきて、教育というか若年層のキャリア支援について非常に関心がある。
「教育、創造をテーマとした企画、制作、イベント等の運営会社です。」と答えるのだけれど、もう一つ具体性がないと自分でも分かっている。
僕にしては大切なのは理念であり、何をするかよりもどんな会社にするかである。
そのため理念に合っていれば、例えば制作が中心だけどアグリビジネスをすることがあったり、企画会社だけど企画の中には飲食関係もある、などなど何でもいいかなと実は考えている。
というわけで、具体性がなくて地に足がついていない感もあるけれど「企画、制作、イベント等の運営会社です。」というよりも「IDEOみたいなクリエイティブな社風の会社を作りたいんです。」ということなのである。
ある大学の課長さんは僕が「IDEO」の社名を出したとたんにピンと来てくれた。ちょっとうれしかった。そういうお客さんと仕事がしたいと心から思う。
ということでIDEOの創立者の弟、トム・ケリーという人が書いた「イノベーションの達人!」という本を読んでいる。
思えば以前読んだ前作「発想する会社!」が僕の人生に与えた影響は非常に大きい。
「イノベーションの達人」を読み終わる頃にはもう少し僕の考え方も整理されるだろうと自分に期待している。
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