子どもと、録画してあった「ブタがいた教室」を観た。
原作は佛教大学の先生が書いた「豚のPちゃんと32人の小学生」。
佛教大学に勤めている方(もはや親友だと僕は勝手に思っている)から本をもらっていたので、原作はだいぶ前に読んでいた。
小学6年生がクラスでブタを飼う。
ブタを飼うことで、そしてそのブタを食べるべきか、食べないべきかを真剣に考えることで「生命の尊さ」を子どもたちに問う、という授業だ。
「殺すんじゃなくて命を受け継ぐと考えたらどうですか?」
と小学生から意見が出る。
ブタが脱走して、大人たちが乱暴にブタを捕獲しようとした時子どもたちが止めに入って叫ぶ。
「僕たちが育てたブタなので!」
小3の長男が映画を観ながら僕に言った。
「僕は食べる。」
「どうして。」
「だって、食べないと僕は生きていけないから。」
その考えが正しいかどうか、それが大人が気に入る答えかどうかは別にして、自分で考えて答えを出したことがすごい。
しかも僕が
「お前はどう思う?」
と聞いたのではなくて、長男が自分から自分で思ったことを話してくれたのがうれしい。
僕は現在、農業と食と子ども教育を結びつけたビジネスを真剣に考えているのだけれど、この映画を観てますますそれを実現させたいという思いが強くなった。
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