昨日はカタリバ大学第35講に参加してきた。
今回の主役は高校生。
カタリバの高校生企画は授業の一環として実施されているので、カタリバにアプローチをするのは先生である場合が多い。
高校生が自分の学校にカタリバを呼びたいと思っても申し込む手段がなかった。
そこで直接「うちの高校に来てもらえないですか?」と言ってきた高校生たちがいる。
今回のカタリバ大学はその高校生たちを主役にしたディスカッションだった。
カタリバは高校生のスイッチを入れる活動である。
自ら「うちの高校にカタリバを」と言ってきた高校生はすでに「言ってきた」ということで行動できていると言える。
すでにスイッチが入っているのであれば、何もカタリバにきてもらう必要などないと思うのだけれど、自分の高校の中に「うざい」「めんどくさい」「どうせ自分なんて」とあきらめている、ネガティブな人たちも少なくなく存在していて、それが校風に影響していると訴える。自分はそんな風土や文化をぶち壊したいと言うのである。
す、すごい。まるで企業の組織改革だ。そんなことを高校生でやろうとするなんて。
僕の場合は反対勢力を上手く巻き込むことができないで、と云うか巻き込まずに避ける方法を探して、ポジティブな人だけで実行しようとして失敗したのだけれど、彼ら、彼女らは反対勢力を何とか巻き込もうとしている。すごいエネルギー、パワー、すごいモチベーションだ!
そんなポジティブでパワフルな高校生たちはカタリバの別の活動、「キズナハイスクール」にも参加している。
キズナハイスクールとは被災地の東北の高校生100名くらいを東京に招いて、カタリバの高校生スタッフと一緒にディスカッションしたり、コミュニケーションしたりして勇気づけるという活動で、8月初旬に実施されたイベントだ。
ここに参加している高校生が特別ポジティブなだけかも知れないけれど、こんなすごい高校生たちが日本にも実際にいることは事実。
衝撃的で刺激的な夜だった。今村さんお誘いいただきありがとう。
懇親会にはカタリバ大学学長の寺脇研さん他、内閣府の方、高校の先生、キャストというカタリバスタッフの大学生たち、カタリバキャストOBの社会人、そしてカタリバ代表の今村さん夫婦、そして高校生たち(もちろんお酒はNGです)総勢で20名くらいが参加。
「懇親会が本番です」と今村さんが云う通り、ものすごく楽しかった。
それにしても代表の今村さんをはじめとしてカタリバの志は崇高である。
まいったな、といつも思う。