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せみ観察会

2014-07-14 10:41:58 | ブログ

7月12日に「西条自然の学校」のセミの観察会に参加しました。セミといっても標高900メートル以上のところにしかいないヒメハルゼミ、ハルゼミ、エゾハルゼミの観察です。石鎚山の成就社周辺を歩きながら、セミを見つけたり、鳴き声を聞いたり、ヌケガラを見つけたりするというので、ワクワクで出かけました。が、セミはいなくて、ときおりかすかに、鳴き声が聞こえるだけ。ヌケガラは何個か発見しましたが、生きているセミを見つけることはできませんでした。例年だと7月上旬には集中して現れるらしいのですが、今回は外れ。前日の台風の影響か、はたまたセミの減少か?自然のことは全く予想が付きませんね。講師の今川先生は、セミがいますようにと、石鎚の神さまにお願いしましたが、残念ながら効き目なしでした。今川先生はセミ博士、セミを探して北は北海道~南は沖縄まで行かれるそうです。研究される方の拘りがすごいです。石鎚のセミには会えなかったので、自然の学校が出された『愛媛のセミCD図鑑』を購入し帰ってきました。愛媛に棲むセミたちの鳴き声が収録されています。ニイニイゼミ、ヒグラシ、アブラゼミ・・・13種類。鳴き声を分析、本鳴き、つなぎ、誘い鳴きなど解説しています。素人のはひふへほには、泣き方の違いがわかるような、わからないような・・・、聞いているうちに、心地よい音の流れに誘われ、眠りの世界へ入ったのでした。しかし、セミだけに情熱を燃やして研究される方がいるのに驚きました。研究家とはそうした方なのでしょうが、いろいろな人がそれぞれの道を極めようと日々努力しています。すばらしい~です。

そして、生き物を研究される方は優しいですね。どんな小さな虫の命でも大切にされます。捕まえても必ず自然の中へ返していました。帽子に生きたミツバチを付けていたのにもびっくり、今川さんの帽子に付いたから、ミツバチは生きていられたのですが、他の人の帽子だったら、即殺されていたことでしょう。セミ取り網も自分で考案されたとかで、網は羽が傷つくのでと、大き目のビニール袋に穴をあけていました。細やかな優しさが伝わってきました。

「透き通る林の中にセミひとつ」 拙句でした。


七月です。

2014-07-02 13:58:15 | ブログ

山開き、海開きの時期ですね。石鎚山も7月1日~10日までお山開きです。全国から信徒さんが来て、石鎚に登っていることでしょう。

はひふへほはと言えば、先月は児童文芸の「書き下ろし童話展」があり、昨年暮れに賞をいただいた文芸社の授賞式がありで、6月は二回上京しました。二回目は、とんぼ帰りでしたが。でも、旅好きのはひふへほですから、お出かけは苦になりません。気分は上々でしたが、ブログは御無沙汰してしまいました。<(_ _)>

はひふへほは東京に行くと、いつも思うのです。東京の人、ひと、ヒトは、どこからきてどこへ行くのだろうかと。人々はひたすら歩き、ビルの中へ、地下へ又地上へ、電車へと消えていきます。それぞれ目的があって動いているのでしょうが、なんとも不思議な人たちに見えます。人の少ない地方に住んでいるはひふへほは、人の波に酔ってしまいます。この酔いも不思議で、酔いを忘れかけるころには、また酔いたくなる魅力を持っています。

文芸社の授賞式では、大賞の多辺田裕子さんの「ファオとラビ」、たかはしあきこさんの「おじいちゃんのかけら」は書籍化され出版されたばかりでした。(うらやましい~)はひふへほは優秀賞だから書籍化にはなりません(-_-;)でしたが、テーマーから少しズレていたのが、大賞との分かれ道になったと、選考委員の評をいただきました。選んでいただけただけでもラッキーなことです。これを励みにまた新たなチャレンジをしなくてはと思ったのでした。多辺田裕子さんは石牟礼道子さんのファンだとか・・・。作品への取り組みが素晴らしく深い方でした。

「出かければ良き出会いあり額の花」