用土試験 Shi-mo の努力のパクリ編

時々やるのが用土の試験。

今回は Shi-mo がやっていました。

今年の秋のハボタンの白の丸葉の品種選定のために植えたハボタンを使って、
兄弟農場のハイズガーデンから土をもらってきたので
ちょっと試してみています。

土の中に隠れているだけに、少々神秘的とも言える根っこの動き。
今回もいつもの様に大きな違いが出ています。

ただし、元肥は違ったものを使ってしまったので、
そこは少し考慮に入れて考えなければいけませんが、
今回の結果は根っこに関してはあまり元肥の差は出ていない様に思いました。


用土の質の特徴はだいたいこんな感じです。


○ ハイフラワー用土（自家調整）

　水はけがいい。
　水持ちは悪い。
　肥持ちが悪い。
　粒子は大小いろいろ
　気層が多いので軽い。


○ ハイズガーデン用土（購入用土）

　水はけはいい。
　水持ちがいい。
　肥料持ちがいい。
　チョッと重い。
　粒子は細かめ。


では、結果を見て下さい。



　左がハイズ用土（黒ポット）　右がハイフラワー用土（白ポット）

　　　　

　　　　


ハイフラワー用土のほうが窒素量が少ないせいか発色がいいのですが、
ボリュームは少ないですね。



　　　　

少し解りますか？
ちょっと違う根っこの張り方です。



洗ってみました。　これは水をかけてすぐの状態です。

　　　ハイズ用土
　　　　


　　　ハイフラワー用土
　　　　


根量の差がわかりますか？
明らかにハイフラワ-用土のほうが少ないです。
しかもペタンコになります。



少し乾かしてみました。

　　　


　　　ハイズ用土
　　　　

　　　細かく枝が出ています。
　　　網目状に広がっているので、厚みもあります。
　　　アリッサムですと、スポンジ状になって、つぶれません。


　　　ハイフラワー用土
　　　　

　　　やはり、根は少なめですね。
　　　根っこも下に下にと動きます。
　　　根量が少ないのですが、太いです。



このような結果になりました。

実は、私は結構この土については試験をしています。
いろいろな品種でいろいろな担当さんに頼んでやって来ました。

今回もだいたい同じような結果になったことからすると、
この両者の土の評価はいつも変わらないという事です。


ハイフラワーとしては、
このハイズガーデンの土の要素を少し取り入れられればいいと思っています。
ただし、実のところを言うと、
うちの土はこのハイズガーデンの土を真似して作ったのですよ。
でも、まだその域に達していないのです。

ただ、今の土が悪いかというとそうではなく、
お客様には何の問題もなく使って頂いているのです。
植えてからの植物の動きもいいようで、
評判は悪くありません。

そうすると、人間がいいと思っている根っこ（植物全体も）が
必ずしも植物のいい成長とばかりは言えない・・・・・・かな！？


植物を扱う時にはやはり植物の立場に立って考える必要はありますね。

自分勝手な考えは
人にも動物にも植物にも
受け入れてもらえませんからね。



　　　これだから難しいのですよねぇ・・・。

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