4月になって、葦毛湿原も春本番です。
最初におことわりしておきますが、今回はいろいろあって、ながいです。あしからず。
今回の目的は三つあって、まず一つ目はカタクリの花をみることでした。
この花、晴れないと開いてくれません。これは朝7時半ごろの様子です。
天気予報では晴れるという事でしたが、雲が立ち込めてちょっと心配しました。
なかなかお日様はご登場されず、10時ごろやっと陽が射してきました。あっと言う間にこんなふうになっていました。
10時半ごろにはこれでもかと言うほど反りくり返っていました。
花びらと花びらがややこしくからまっている様子がいじらしいです。
たくさん咲いていました。二川TV中継所付近のものですが、他にも群生しているところがあるようです。
二つ目の目的はこのキスミレを見ることでした。
スミレの仲間は種の同定が難しいのですが、低地に咲くただ一つの黄色のスミレということで、とてもわかりやすいです。
ロープが張った中に保護されている様子がすこし悲しい。散策路のあちこちに見られるようになってほしいとおもいます。
三つめの目的は、このシュンランをみることでした。上からみたところです。
大きな花が咲いた株を見つけることができました。園芸種に決して引けを取らない美しさでした。
埋もれるように咲いていたので、少しまわり葉っぱを引っ張りながら写しました。
春の蘭の名に恥じない気品を感じました。あなたに会えてうれしかったです。
スミレの仲間はたくさん咲いていました。見逃してしまうような小さなものが多かったです。
ヒロハノアマナ。これも絶滅が危惧される貴重な花。カタクリと同じで、晴れないと花を開いてくれません。
葉っぱの真ん中に白い筋が入っていて、園芸種のようないでたちです。観葉植物としても通用しそうなぐらいです。
地元の人の話では例年より花が遅いということでした。
今日の朝の温度は2度程で急な冷え込みで、ヒロハノアマナさんはご機嫌ななめですかね。
ミツバツツジが咲き始めていました。
新緑がない今の季節にうすい赤紫の美しい花がいやでも目につきます。
まだまだこれからたくさん咲きそうです。葉っぱが出るより先に花が咲くんですね。桜みたい。
散ったヤブツバキ。オリンパスの9-18ミリのレンズを手に入れ、この写真でデビューを飾りました。
落ちた花もきれいですが、見上げれば満開状態でした。陽が当たるとほんとうにきれいです。
一休みして、こんな写真を撮ったりしてゆったりとした時間も過ごしたりして・・・
湿原の中のナンバーワンはショウジョウバカマ。湿原内のものは小さいのが多いですが、これは立派な株でした。
前回タマゴだったアズマヒキガエル。おたまじゃくしに変身していました。
まだまだ数が少ないですが、ハルリンドウがちらほら咲いていました。これも陽が当たらないと咲いてくれません。
今回は長くなりすぎました。キスミレ、シュンラン、ヒロハノアマナなど貴重な花に会えた喜びでついつい長くなりました。
これから葦毛湿原では魅力的な花が次々咲きます。とても楽しみです。またレポートしたいとおもいます。
さいごまでありがとうございました。それではごきげんよう。