20代の頃、外資系化粧品メーカーに勤務していた私は入社1年の研修期間を過ぎた時、デパートのコスメカウンターでの仕事に行かされる羽目に。
今でも、そうだけれど、私はデパート程、嫌いな空間は無い。
デパ地下をブラブラ試食しながら美味しい物、珍しい食べ物を探すのは好きだけれど、コスメカウンター程、嫌いな所は無い。そんな所で仕事が出来るものなのか?
ましてや、私は入社一年目にして肌はボロボロ。そんな汚い肌の私が化粧品を薦める事が出来るのだろうか?幾ら、ズブトイ神経の持ち主である私でも、この化粧品を使えば、私みたいに汚い肌になります・・・なーーーんて口が裂けても言えやしない( ;∀;)
当然の事ながら売り上げの、ノルマを課せられており、当時、真剣に悩んだ。
そして思いついたのが化粧品では無くて香水!!
幸いにも、このメーカーには私の大好きな香水が何点かあった。
香水というのは実に奥が深くて知れば知る程、楽しい。
例えば、甘く芳しい香りを放つ花に「白い花」が多い理由を知っている人はどれだけいるのだろうか?
派手な色の花に目を奪われがちなハチを香りで誘って、引き寄せるためと言われている。
肌がボロボロだった私は、同僚と策略を組み、化粧品を買いに来られた方には、私は接客をせず、香水を買い求めて来られた男性には私が・・・と言う連携プレイを組むことに。
男性の、お客様が現れると「この香りは如何でしょうか?」っとサッと、男性の手首をとり、香水を吹き付ける。手首を持った反対側の手でその香りを仰ぐ。
すると手を握られた男性は、それだけで、真っ赤( ;∀;)
そして決め手のセリフ・・・「この香り、男性には、とても人気があるのですが女性が、とても好きな香りなんですよ」
てな調子で私はコスメの売り上げこそ、今イチだったけれど、香水は№1の売り上げを確保していた。
でも香水の使い方を間違っている人にはハッキリ言って迷惑!!!
先日、来店された方もドアの向うからプンプン香水の匂いがしていて頭がクラクラ来たし、食べ物屋さんでも、咳き込んでしまうほど、大量に香水を付けている人を見かける。
何でわからないんだろう??誰も何も言わないのだろうか?
以前に「香害」について書いたけれど、香りは強すぎると頭が痛くもなるし、気分も悪くなる。
くれぐれも「ほどほど」に。強すぎる香りは、どんなに美しい女性でもブスに見えてしまうから。
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