愛ーエステ

長年のエステティシャンとしての経験を生かし正しいスキンケアをお伝えします。

いい会社

2018年09月25日 | 美容

私の天使は二人。上が高1、下が小5.

 

 

電話で娘と話していると子供の進学や将来の事が多いものの、母親としての彼女達の心境の変化に驚くことがある。

 

 

幼稚園に通うようになった時、彼女達は「うちの子は物を作るのが好きだし、それに上手なの」とか、「音楽がかかると、踊りだしたりするから音感がいいみたい」などと、親バカ丸出しで私に報告してきた。

 

 

自分の子供が他の子供よりも優れているものを発見したのが、嬉しくてたまらない様子だ。

 

 

「それは将来楽しみだね」と言うと口を揃えて彼女達は、こういう個性を伸ばしたいと言っていた。

 

 

 

ところが、ここのところ、彼女達の意見はガラッと変わってしまった。

 

 

 

子供を「いい会社」に入れることしか頭にないみたいなのだ。

 

 

「個性を伸ばしたいって言ってたじゃない?」と言っても「そんな事、言ってる場合じゃなくなってきたのよ。

成績だって中の下だし・・・」と、とても暗い。

 

 

 

彼女達の意見は、うちの子は出来が悪い。だけど安定した人生を送らせたいとなると、今から親子が力を合わせ、どんな無理をしてでも偏差値の高い学校に入学し、俗にいう一流企業と呼ばれる「いい会社」に就職するしかない。

 

 

そのような会社に入っておけば、我が子が仕事が出来なくても他の、優秀な人々が仕事をちゃんとやってくれる。組織の輪の中に入っている限り、安定した収入は保証されてるというのだ。

 

 

子供が小さかった頃は、それぞれの個性を発見して喜んでいたと言うのに、母親というものは、こんなにもコロッと変わるのだろうか?

 

そのたんびに、あれこれ言われる子供は、さぞや迷惑に違いない。母親が目を△にしてヒステリックになっていても、子供は親の言う通りにならないのが世の常である。

 

私は子供達の反逆に、ひそかに期待している。

 

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