原発の“ミサイル対策” 世耕経産大臣は明言せず
テレ朝ニュース 2017年8月30日
北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、世耕経済産業大臣は「いかなる事態にも対応できるようにする」としながらも、原発については「規制委員会が検討する」として言及を避けました。
世耕経済産業大臣:「(電気・ガスなどに)被害報告は確認をされておりません。いかなる事態にも対応することができるよう緊張感を持って対応して参りたいと思います」「(Q.原発関連施設の対応強化は?)経産大臣としてのコメントをすることは適当ではないので控えさせて頂く」
世耕大臣はこのように、北朝鮮の弾道ミサイルに対し、経産省が所管する電力やガスなどのライフラインを維持するため対応を徹底する考えを示しました。しかし、ミサイルが着弾した場合、大きな被害が懸念される原発や関連施設については、「法的に規制委員会が検討すること」と述べるにとどめ、対策の必要性は明言しませんでした。
テレ朝ニュース 2017年8月30日
北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、世耕経済産業大臣は「いかなる事態にも対応できるようにする」としながらも、原発については「規制委員会が検討する」として言及を避けました。
世耕経済産業大臣:「(電気・ガスなどに)被害報告は確認をされておりません。いかなる事態にも対応することができるよう緊張感を持って対応して参りたいと思います」「(Q.原発関連施設の対応強化は?)経産大臣としてのコメントをすることは適当ではないので控えさせて頂く」
世耕大臣はこのように、北朝鮮の弾道ミサイルに対し、経産省が所管する電力やガスなどのライフラインを維持するため対応を徹底する考えを示しました。しかし、ミサイルが着弾した場合、大きな被害が懸念される原発や関連施設については、「法的に規制委員会が検討すること」と述べるにとどめ、対策の必要性は明言しませんでした。
責任の押し付け合い?世耕経産大臣が、ミサイル攻撃に対しては、「規制委員会が検討する」と言ったけど。
ミサイル攻撃が原子力規制委員会の検討事項ではないことは、田中委員長の口からはっきりと述べられていた。
また、同委員長は、
「平和でないと原子力は利用できない」
とも言っていた。
ミサイル攻撃を防ぐのは、政治の仕事。規制委員会の範疇ではないと暗に示したのだろう。
世耕経産大臣の認識は、原発を管理する組織の長として、甘すぎる。もっと言えばあまりにも無責任。
いざとなったら、責任の押し付け合いで、誰も責任が取れないのではないのか。
脱原発は、小泉純一郎氏のような言いっぱなしのスローガンで終わらせることはできないのだ。
原発の想定外は、取り返しのつかない想定外になってしまうから、想定外を作っちゃいけない。
考えれば考えるほど、菅前総理が言っていたように、一番安全な原発は脱原発しかないのだと思う。
この国ときたら、自民党政権である限り、上のニュースのような思考停止の発言しかでてこないのだろう。
安倍さんは言った。国民の安全は守ると。
平和でないと、原子力は利用できないという田中委員長。
安保法制が通って、戦争できる体制にしてしまった。
言っていることとやっていることが、矛盾している。
安倍支持者の方たちは、何を見て何を聞いているのか。
安倍政権と同じく思考停止になっているの?
★関連記事
北朝鮮のミサイルに備えて原発停止を(菅直人オフィシャルブログ)
枝野さんのリアリズムを持った脱原発