
よくお祭りやイベントで、食べ物が出るけど、その時使われる紙コップや、使い捨ての器なんか、1回きりでごみになってしまって、もったいないなあと思ったことありませんか。
かといって、マイ箸くらいなら携帯できても、食器まではなかなか・・・ねえ。
そんな「もったいない」を解決してくれ、さらに人生に、ちょっとだけつまずいた人たちの居場所を見つけることもできたという、素敵なニュースが。
■不登校や引きこもり経験者の親たちが起業
2010年05月12日 (asahi.com)
我が子の不登校や引きこもりを経験した親たちが、食器の貸出業を立ち上げた。大人になった子どもたちもそこで働く。本格的に稼働して1年、売り上げ目標を倍増させるなど健闘中だ。食器を衛生的に繰り返し使う「エコ」な仕事に、若者たちも「もっと働きたい」と意欲を見せる。
佐倉市稲荷台2丁目の「ワーカーズコレクティブ風車」。20~30代の男女7人と親世代8人の職場だ。食べ終わった弁当箱が届くと、頭髪カバーとエプロンをつけて作業が始まる。汚れをボロ布でふき取り、下洗いする人、食器洗浄機にかけていく人、滅菌・乾燥機に出し入れする人、1個1個きれいかどうかを確認する検品、と分担する。
「カレーの皿洗いは大変だけれど、きれいにするのは気持ちいい。もっと仕事したい」と、不登校を経験した女性(23)は話す。
10年勤めた団体職員をうつ病と強迫性障害で辞めた男性(31)は、何度も確認しないと不安になる検品が苦手。パソコン作業や手洗いにいそしむ。「ここは出来ることをやればいいよ、と言ってもらえる。『痛み』の分かる人が集まっているので、何でも相談できるし、自分でも役立てて自信を取り戻せた」
「風車」は不登校・ひきこもりの親の会で知り合った親たちが、2008年10月に設立した。訓練を受けて就職しても、疲れ果ててしまう若者が多いことに疑問を感じ、「みんなでイス取りゲームをするよりも、誰でも座れるイスを社会の中に作り出す方がいいのではないか」と考えたからだ。昨年5月から本格的に営業活動に入り、どんぶりや皿は25円、はしやスプーンは6円といった料金で食器類を貸し出し、汚れたまま返却してもらって洗浄、保管する。
環境問題に関心をもつ市民や自治体職員の見学が相次ぎ、昨年は目標にしていた売り上げ100万円を達成した。自治体のイベントや学園祭などが多い秋は週4日ほどフル稼働できたという。今年は県内で国体が開催され、食器の利用が見込まれることから、目標も150万~200万円に設定している。
「人生でつまずいた人ほど深く考え、挑戦もできる」と代表の中村早和子さん(58)。一緒に代表を務める下村小夜子さん(57)も「私は病気で手が不自由だけれど、ここは助け合って働けるので、困らずに済む」と話す。
働く全員が経営者でもある「ワーカーズ・コレクティブ」の働き方で、若者たちも1万円以上を出資する。パンフレットを手作りし、イベントなどでチラシまきも始めた。「紙コップの方が安い」と言われることもあるが、「汚れたまま専用コンテナで送り返すだけでゴミを減らせて手間もかからない」とアピールする。
まだ就労日も限られ、手取りは多い人でも月1万円。メンバーも慣れてきたので、もっと大口の仕事を増やし、いずれは自立できる仕事にしたい、と期待している。
風車の連絡先は043・461・5616。
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誰でも座れる椅子があるといいな
「みんなでイス取りゲームをするよりも、誰でも座れるイスを社会の中に作り出す方がいいのではないか」
上記記事の「風車」の方のお言葉。
そうですよねえ。私もそういう風に考えるほうが好き。

★参考サイト
頑張っても働けない人々が急増中!
「椅子取りゲーム」の敗者は努力不足なのか
(ダイヤモンドオンライン)
そこいらじゅうに
やさしい「椅子」が増えますように。
~一先ず未来へ 歩いていこう
風車の動力は 風♪
直ちゃんの歌です。
このフレーズ、好きです。
・・
ころんだ人は、痛みがわかるんですもんね。
それは、ころんだことのない人にはない、強みなんです。
>~一先ず未来へ 歩いていこう
風車の動力は 風♪
わお。直ちゃんって、森山直太郎さん
彼の声は、芸術で癒し
物を使い捨てにする社会は
人さえも、使い捨てに・・・。
私たちは、一人ひとり個性があって
得意分野が違っていればこそ
支えあって、助け合って、補えるはず!
誰もが幸せになる共生の世が
きっともうすぐ訪れるでしょう♪
そう望む人の心が世界を変えるのです。
「人生でつまずいた人ほど深く考え、
挑戦もできる」
つまづいて、初めて道端に咲く花に
気がつくこともありますもんね~~。
共感してくださり、うれしいです。
>物を使い捨てにする社会は
人さえも、使い捨てに・・・。
なんでも使い捨てなんて、やっぱり、いやですよね。
ミツバチだって人間だって、生きているのに、機械でも道具でもないのに・・
>私たちは、一人ひとり個性があって
得意分野が違っていればこそ
支えあって、助け合って、補えるはず!
これって、生物の多様性同様、
一人一人の多様性でもあるわけですよね。
>つまづいて、初めて道端に咲く花に
気がつくこともありますもんね~~。
そうですとも~。
ゆりあさんのブログにあふれるお花に癒されています(笑)
それに、つまずいたからこそ、いつも自分を支えてくれていた、自分の足やそれを包んでくれた靴下や靴や地面にも、感謝の気持ちがわいてくることだってありますもん!(^_-)-☆
イスに順位までつけて、人よりいいイスを、小さいうちから獲り合っているみたい。
その先もいい会社(仕事ではない(・・;))って、いつ全体に目が行くんだろ?
ベーシック・インカム というひとつの方向に興味を持っています。
より良く動けて、自分本来のイスに、自信を持って座れるように…。
トロい私はイス取りゲームでよくはじかれました。
恥ずかしいんですよねー
=^・ω・^=
>イスに順位までつけて、人よりいいイスを、小さいうちから獲り合っているみたい
成績順に、座らされて・・・まさにそのまんま、椅子取りゲーム。
詰め込み教育の弊害が言われて、ゆとり、
だけど、ゆとり教育は学力低下って言われて、
やっぱり、前のほうがよかったとかで逆戻り。
なんだって、極端はよくないですよ~~。
勉強しないのは論外だけど、だからって、詰め込みに戻るなら嫌だなあ。
勉強のできる子(人間性は問われず)が、偉くなってカンリョーになって、天下って、税金を無駄食いしてるって・・・とほほ。
>ベーシック・インカム というひとつの方向に興味を持っています。
ベーシック・インカムって、最低限所得保証制度・・ということなんですね。( ..)φメモメモ
菅直人さんが言われていた、最小不幸社会に通じるものですよね。
>トロい私はイス取りゲームでよくはじかれました。
座れたとしても、その椅子は、ローズクォーツさんには、座り心地が悪かったかもしれませんよ。
出来合いの椅子を取り合うより、それぞれ自分に合った椅子を作り出すことが、できる社会。
そんなのが、いいですよね。