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NHKの原発報道・モミーと水野解説委員の間には・・

2016年05月01日 | 脱原発

ひとつ前の記事の続きといえば、続きです。

NHKでは、原発に対して厳しい意見をしっかり言ってくれる水野倫之解説委員がいます。
2月3日の時論公論では、川内原発再稼動に際し、免震棟を作っていないことを

約束を守らない、再稼働してしまえばこっちのものという姿勢がまかり通るようでは信頼は得られない。
本格的な対策所はいつ完成するのか、狭くても安全性が高まる根拠は何なのか、九電は納得のいく説明をし、規制委も九電の安全に対する姿勢を厳しく監督していかなければならない。


と、述べています。
昨年10月の時論公論では、川内原発周辺の避難計画が不完全であることや、甲状腺被ばくを防ぐヨウ素剤の配布がすべての住民に行き渡っていないと、指摘していたので、水野解説委員なら、川内原発を一旦止めるべき、と九電の対応を批判するかもしれないと思いました。・・が、4月19日の放送では、

今回、16日の「本震」の発生は予想外。
その後震源域が広がるなど、これまでの地震とは異なる様相となっていて、専門家も過去の経験則から外れていて今後の予測は難しいと。
つまり地下の様子、地震活動についてはまだわからないこと多い。
審査に通ったからもう終わりというのではなく、規制委も電力会社も、今回のメカニズムを調べて、新たな知見がないのかどうか、川内原発の想定を見直す必要が無いか早急に検証することが必要。さらに今回情報発信についても見直さなければ。

規制委は大きな地震があればHPやツイッターで原発への影響について発信するが、原発周辺で震度5弱以上が観測された場合に限っていたため、14日の時点では川内原発などの情報を発信しなかった。翌日になってようやく「異常なし」との情報を載せた。
今や原発と地震は全国民の関心事で、トラブルがあれば当然だが、「異常が無い」という安心情報も重要。
今後は国民の目線に立って、原発周辺で大きな地震があれば、状況や揺れのデータを迅速に公開していく対応を求めたい。


と、九電というより、規制委員会への批判と警鐘にとどまっています。(それも視聴者の少ない深夜枠で)
でもまあ、規制委員会に(いったん止めて)もう一度、想定を検証しなおしたほうがいいと言っているように読めないことはないですね。これが、今のNHKでは、ぎりぎり精一杯なのか?
具体的な安心を得るためにも、きめ細やかな情報が必要だと言うのはまったく同感です。

しかし、現実は、原発周辺の状況や揺れのデータを公開どころか、地震情報の地図画面から鹿児島を外してしまったのがNHKです。


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