もともと子どもの頃から頭痛持ちの体質で、小学2年生の夏休みのとある日、突然の頭痛と吐き気に襲われ、母に連れられ医者に行くも当時の田舎のお医者さんには治療のすべがなかったようで、何もされず薬も出さず、そのまま帰ってきました。
そして丸3日間、横になったまま、水だけ飲んで、自然に回復したのですが・・子供時代、あのときは大変だったなあと、当時の夏休みの絵日記を見ては思い返します。
五苓散(ごれいさん)は、水分代謝が悪く、汗をかきにくい、尿の出が悪い、などの症状に使われますが、私の体質に合っていたみたいで、大人になって漢方薬と出会ってからは、ずっとマイ常備薬としておいています。
最近は健康オタクとして少しは、体質改善されたのか?出番がぐんと少なくなりましたが、小学2年生のあの夏休みも、五苓散があったら、あそこまで寝込むことはなかったろうと思ったものです。
大体症状がひどくなるのが、まだ体が暑さに慣れていない夏の最初の頃、外の温度とエアコンの効いた室内を行ったり来たりしている内に、体の体温調節がうまくいかないくなるのか、暑いのに汗が出にくい、というような感じの時が、始まり。
頭痛信号が、ガンガンとした頭痛になり、胃が動かなくなって、あげく夕べ食べたものまで吐いてしまう。つらかった・・。
そういうときの五苓散は、私にとっては神様のようでした。
私はお酒が飲めないのではっきりとは言えませんが、二日酔いの時の頭痛も同じような感じで、似ているらしい。
五苓散の効能として、暑気あたりや二日酔いの頭痛があるので、やはり体内の水分代謝が、正常に働かなくなったときに、元に戻してくれるようです。
今年の暑さは半端なくて、恐ろしいくらいですけど、五苓散は暑気あたりにいいということは、熱中症にもいいんじゃないかなと思っていたら、やはり使っているお医者様もいらっしゃるようです。他にも偏頭痛、高山病、気象病にも使えるようです。
体感として、すごくよくわかります。
ドラッグストアでも買えるので、この時期は特に、常備しておくといいのかなと思います。
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トップの写真の五苓散はドラッグストアで買ったクラシエのもの。
ずっとJPS製薬の五苓散を使ってましたが、コロナで出かけなくなっているうちに、いつの間にか購入していた薬局がなくなってしまいました。涙。
50年近く地元の薬局として、愛されていたのに残念です。
JPS製薬は一包2.0gですけど、クラシエのは、一包0.8gを1日3回とあります。
長年使っていたJPSのは一包で、ガツンと効いたので、個人的にはJPSの14番に愛着はありますけどね。
→https://www.jps-pharm.com/product/kampo/item/goreisan.html
店主が奥の引き出しから大事そうに出してきてくれたJPSの五苓散は、なんとなーく、ありがたみが違っていたのですよ。