衝撃的なニュースが飛び込みましたね。
ジャーナリスト山口敬之氏から性的暴行を受けたとして訴えた女性。
逮捕状が出て、成田空港で、山口氏が帰国するタイミングで逮捕するということだったが、現場の警察官によると突然、上からの命令により、逮捕見送りになったという。
被害者の女性が顔を出して声を上げた。彼女にとっては、どれほどの勇気が必要だったか。胸が痛い。
2015年6月、警察から彼女に、山口氏が帰国するタイミングで成田で逮捕する、という連絡が入ったあと、また連絡が入った。
画像:5月30日テレ朝モーニングショーより
画像:同
なぜか突然、逮捕状の出ていた案件が、所轄から警視庁本部に移り、まさかの不起訴になってしまったのだ。
刑事ドラマもびっくりのウルトラCと言うか・・・元警視庁刑事吉川祐二氏も、所轄が逮捕状をとったのに、警視庁本部がストップしたのだとしたら、異例!の事態とのこと。
番組コメンテーターの弁護士さんも、
「なんでだかわからない。逮捕は慎重におこわなければならないのは当然だが、一旦、裁判所が逮捕は正当と認めていたのだから」と述べていました。
なお、山口氏は、元TBSワシントン支局長という肩書であるけれど、現在では、安倍政権の民間スポークスマンあるいは御用ジャーナリストとして大活躍しているのは、皆知るところでしょう。
総理夫妻と親しいと、いろいろ優遇されることは森友や加計でよくわかったが、まさか司法まで曲げられてしまうなら、三権分立も危うくなる。これもまた見過ごせない事態です。
「あったものをなかったものにできない」元文科省トップの前川喜平氏は、そう述べましたが、社会の理不尽と戦う・・この件もまた然り。
元TBSワシントン支局長を性犯罪被害で告発した女性が顔を隠さずに会見
(スポーツ報知2017年5月29日)
安倍晋三首相を密着リポートした著書などで知られる元TBSワシントン支局長のジャーナリスト・山口敬之氏(51)から性犯罪を受けたとして告発した女性が29日、司法記者クラブで記者会見を行った。
女性は海外でジャーナリスト活動をしている詩織さん(28)=姓は非公表=。山口氏が、不起訴処分になったことを受け、29日付で東京検察審査会に不服申し立てをしたことを明らかにした。
詩織さんは、2015年4月4日に山口氏に都内のホテルに連れ込まれ、性犯罪被害に遭ったと主張している。顔を隠さずに会見し「性犯罪の被害者を取り巻いている法的・社会的状況が、被害者にとって、どれほど不利に働くものなのかを痛感しました。今回、こうしてお話しさせていただこうと決意したのは、そうした状況を少しでも変えていきたいと強く思ったからです」と話し、時折声を詰まらせながら経緯を説明した。
詩織さんの説明によると、山口氏と知り合ったのは13年秋。詩織さんがニューヨークにある大学でジャーナリズムなどを勉強するため留学していたときだった。卒業後の15年4月3日、山口氏の誘いで日本で会うことになり、東京・恵比寿の串焼き店で初めて2人だけで会った。飲食後に2軒目のすし店に入って1時間ほどしてからトイレで記憶がなくなった。翌朝午前5時ごろ、ホテルのベッドで目が覚めると、裸にされており、山口氏が体の上にまたがっていたという。
同9日に詩織さんは警察に相談し、30日に告訴状が受理された。6月4日に山口氏が日本に帰国するタイミングで、成田空港で逮捕するとの連絡が警察から入り、詩織さんは滞在先のドイツから帰国。だが、捜査員から山口氏を逮捕できなかったとの連絡が入ったという。山口氏は8月26日に書類送検されたが、16年7月22日付で不起訴処分になった、としている。
詩織さんは不起訴処分となったことに納得できず「私の知り得ない上のパワーがあったと思っています」と話している。また「今国会において共謀罪の審議が優先され、先送りになっている強姦罪の改正案がきちんと取りあげられるべき」と主張した。
詩織さんは、11日発売の「週刊新潮」で、山口氏から受けたという被害について告発した。山口氏は報道を受けて、自身のフェイスブックで「私は法に触れる事は一切していない」「当局の厳正な調査の結果、違法な行為がなかったという最終的な結論が出ている」「この過程において、私は逮捕も起訴もされていない。(今回に限らず、私は今まで一度も逮捕や起訴をされたことはありません)」などと反論していた。
性的被害でTBS元支局長を告発した詩織さん、ホテルの防犯カメラ画像を確認したことを主張
(スポーツ報知2017年5月29日)
元TBSワシントン支局長でジャーナリストの山口敬之氏(51)に性的暴行を受けたとして29日に記者会見した詩織さん(28)=姓は非公表=は、暴行を受けたとされる2015年4月4日の都内ホテルの防犯カメラ画像には、山口氏に抱えられてホテルへ入っていく様子が映っていたと主張している。4月15日に警視庁の捜査員と一緒に確認したという。
詩織さんの代理人弁護士によると15年8月26日に山口氏は書類送検され、10月に詩織さんは担当検事と面会。16年1月には山口氏が担当検事から事情聴取を受けたという。その間、山口氏からは代理人を通じて詩織さんの弁護士に連絡はあったが、本人とは一切接触していないという。
詩織さんは、山口氏のフェースブック上の「私は法に触れる事は一切していない」という反論について「そう言って来るだろうな、と思いましたが、山口氏とはもう全く関係ない(関わりをもっていない)」と話した。
ジャーナリスト山口敬之氏から性的暴行を受けたとして訴えた女性。
逮捕状が出て、成田空港で、山口氏が帰国するタイミングで逮捕するということだったが、現場の警察官によると突然、上からの命令により、逮捕見送りになったという。
被害者の女性が顔を出して声を上げた。彼女にとっては、どれほどの勇気が必要だったか。胸が痛い。
2015年6月、警察から彼女に、山口氏が帰国するタイミングで成田で逮捕する、という連絡が入ったあと、また連絡が入った。
画像:5月30日テレ朝モーニングショーより
画像:同
なぜか突然、逮捕状の出ていた案件が、所轄から警視庁本部に移り、まさかの不起訴になってしまったのだ。
刑事ドラマもびっくりのウルトラCと言うか・・・元警視庁刑事吉川祐二氏も、所轄が逮捕状をとったのに、警視庁本部がストップしたのだとしたら、異例!の事態とのこと。
番組コメンテーターの弁護士さんも、
「なんでだかわからない。逮捕は慎重におこわなければならないのは当然だが、一旦、裁判所が逮捕は正当と認めていたのだから」と述べていました。
なお、山口氏は、元TBSワシントン支局長という肩書であるけれど、現在では、安倍政権の民間スポークスマンあるいは御用ジャーナリストとして大活躍しているのは、皆知るところでしょう。
総理夫妻と親しいと、いろいろ優遇されることは森友や加計でよくわかったが、まさか司法まで曲げられてしまうなら、三権分立も危うくなる。これもまた見過ごせない事態です。
「あったものをなかったものにできない」元文科省トップの前川喜平氏は、そう述べましたが、社会の理不尽と戦う・・この件もまた然り。
元TBSワシントン支局長を性犯罪被害で告発した女性が顔を隠さずに会見
(スポーツ報知2017年5月29日)
安倍晋三首相を密着リポートした著書などで知られる元TBSワシントン支局長のジャーナリスト・山口敬之氏(51)から性犯罪を受けたとして告発した女性が29日、司法記者クラブで記者会見を行った。
女性は海外でジャーナリスト活動をしている詩織さん(28)=姓は非公表=。山口氏が、不起訴処分になったことを受け、29日付で東京検察審査会に不服申し立てをしたことを明らかにした。
詩織さんは、2015年4月4日に山口氏に都内のホテルに連れ込まれ、性犯罪被害に遭ったと主張している。顔を隠さずに会見し「性犯罪の被害者を取り巻いている法的・社会的状況が、被害者にとって、どれほど不利に働くものなのかを痛感しました。今回、こうしてお話しさせていただこうと決意したのは、そうした状況を少しでも変えていきたいと強く思ったからです」と話し、時折声を詰まらせながら経緯を説明した。
詩織さんの説明によると、山口氏と知り合ったのは13年秋。詩織さんがニューヨークにある大学でジャーナリズムなどを勉強するため留学していたときだった。卒業後の15年4月3日、山口氏の誘いで日本で会うことになり、東京・恵比寿の串焼き店で初めて2人だけで会った。飲食後に2軒目のすし店に入って1時間ほどしてからトイレで記憶がなくなった。翌朝午前5時ごろ、ホテルのベッドで目が覚めると、裸にされており、山口氏が体の上にまたがっていたという。
同9日に詩織さんは警察に相談し、30日に告訴状が受理された。6月4日に山口氏が日本に帰国するタイミングで、成田空港で逮捕するとの連絡が警察から入り、詩織さんは滞在先のドイツから帰国。だが、捜査員から山口氏を逮捕できなかったとの連絡が入ったという。山口氏は8月26日に書類送検されたが、16年7月22日付で不起訴処分になった、としている。
詩織さんは不起訴処分となったことに納得できず「私の知り得ない上のパワーがあったと思っています」と話している。また「今国会において共謀罪の審議が優先され、先送りになっている強姦罪の改正案がきちんと取りあげられるべき」と主張した。
詩織さんは、11日発売の「週刊新潮」で、山口氏から受けたという被害について告発した。山口氏は報道を受けて、自身のフェイスブックで「私は法に触れる事は一切していない」「当局の厳正な調査の結果、違法な行為がなかったという最終的な結論が出ている」「この過程において、私は逮捕も起訴もされていない。(今回に限らず、私は今まで一度も逮捕や起訴をされたことはありません)」などと反論していた。
性的被害でTBS元支局長を告発した詩織さん、ホテルの防犯カメラ画像を確認したことを主張
(スポーツ報知2017年5月29日)
元TBSワシントン支局長でジャーナリストの山口敬之氏(51)に性的暴行を受けたとして29日に記者会見した詩織さん(28)=姓は非公表=は、暴行を受けたとされる2015年4月4日の都内ホテルの防犯カメラ画像には、山口氏に抱えられてホテルへ入っていく様子が映っていたと主張している。4月15日に警視庁の捜査員と一緒に確認したという。
詩織さんの代理人弁護士によると15年8月26日に山口氏は書類送検され、10月に詩織さんは担当検事と面会。16年1月には山口氏が担当検事から事情聴取を受けたという。その間、山口氏からは代理人を通じて詩織さんの弁護士に連絡はあったが、本人とは一切接触していないという。
詩織さんは、山口氏のフェースブック上の「私は法に触れる事は一切していない」という反論について「そう言って来るだろうな、と思いましたが、山口氏とはもう全く関係ない(関わりをもっていない)」と話した。