「人生常に変化する」のにゃんにゃん分析結果
「老子・荘子の言葉100選」は、文庫本サイズでふとした時に、いつも手元で開ける本です。
中国の思想家なんて、難しくてよくわからんとずーっと思っていましたが、ここ数年の間に知った老荘思想は、共感とともに安らぎの気持ちがわいてくるのが不思議です。
きっと、私の体と心が、老荘思想にイエスと喜んでいるんでしょう(笑)
老子の言う道(タオ)は、「パワーかフォースか」にも通じるものがあり、すぐれた思想家は言い方は違っても、みな同じことを言っているんだなあと思います。
「老子・荘子の言葉100選」境野勝悟(三笠書房)
今、読んだものをご紹介しましょうね。
飄風(ひょうふう)は朝(ちょう)を終えず
驟雨(しゅうう)は日を終えず (老子23章)
・・・ 今夜台風でも明日は晴れる
【解説】
人生常に変化する
はげしい突風でも明日の朝まで、吹き続けられない。突然激しく降ってきたにわか雨も夕方にはやむ。(中略)
地位を得ても、いつまでもその地位に安住することはできない。財貨を得ても、永遠にそれを守ることはできない。(中略)
天の理、自然の理に従って生きることは、あらゆる生命のあり方は、常に変化してしまうということを覚悟して、日常を過ごすことなのだ。(後略)
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本当にそうだなあと思います。
東西冷戦時代、大国ソ連が崩壊してしまうなんて夢にも思いませんでしたが、あっという間にベルリンの壁が壊れ、ソビエト連邦はなくなり、一触即発の冷たい戦争と言われた核戦争の恐怖から、ゴルバチョフは、世界を解放してくれました。
昔、「大統領の陰謀」や「ジャスティス」「ブルベイカー」という映画を見て、私は、どんな不正や腐敗があってもアメリカの正義は、不変で守られていくものと信じていましたが、ブッシュ政権下に起こったことは、アメリカの正義や民主主義が崩壊した証のようにも思えました。(もとより、当時のブッシュ・ゴアの大統領選挙自体が不正が行われていた疑惑があるし・・)
世界に冠たるトヨタも、今はリコール問題で窮地に追い込まれています。
これをきっかけに、車社会のあり方も、もう一度見直すきっかけになればいいなと思います。
また、今でこそ、タバコは「百害あって一利なし」と知られていますが、昔は、発がん性の科学的な根拠がないからと、医師でさえタバコをどうどうと吸っていました。
幼い子どもに向かって「タバコを吸え」という親など、まさかいないでしょうが、同様に携帯電話も、いつか変化の時が来るのでしょうね。
その時に応じて、立場に応じて、人々は「これはいい」とか「あれは悪い」とか決めますが、それは不変のものじゃない、だからそんなことにいちいちカリカリするなと、老子が教えてくれるようで・・・私は、少し楽になれます。
平成22年2月22日 今日は「猫の日」ね~
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ピースピースピースピースピース
佳き日になりますように。
今週もよろしくです
・・はなこころ
ピースが5回(笑)
今日は、平和がいっぱいの日!(*^m^*) ムフッ
いつもありがとうございます。