■オバマ大統領とダライラマが会談、平和や人的価値めぐり意見交換(トムソンロイター) - goo ニュース
オバマ大統領とダライ・ラマ14世が、会談をした。両者ともとても高い意識を持った方たちであるから、この会談に際しても、中国への配慮が随所にあった。
以前、ダライ・ラマが訪米した際には、大統領が訪中前だったので、大統領は、たとえ内外に批判されても、中国を刺激しないように敢えて会わないという選択をした。ダライ・ラマも、それを快く了承した。
そして今回は、公式な部屋ではなく、非公開で、私的な会合などに使う「マップルーム」で約70分間行われたという。また、両氏そろって公に姿を見せる場面はなかったという、それらも配慮の一つであろう。
チベットは、独立を望んでいるのではなく、「チベットの文化や宗教を認める」という民族として当たり前のことを言っているだけなのだ。
ダライ・ラマは、中国が人々の人権を認める当たり前の国であることを望んでいるだけだ。それは、中国への批判でも何でもなくて、当たり前のことを当たり前に言っているだけだと思う。
これに対して、中国側が「批判された」と腹が立つなら、それは中国の指導者が一つの勢力、対立と勝ち負けの世界から抜け出せない、フォースの領域にはまり込んでしまっているということ、それだけなんだろう。
チベット仏教って特殊なものかと思ってましたが、そんなことはない。とにかくパワーのある人だと思いました。
今の日本人には、お葬式くらいしか、仏教に接する機会がないですが、チベットでは、生活に仏教が根づいているのですよね。
ブータンでもそうですが、仏教は、見方によってはつらく思える人生を、より楽しく平和に生きる知恵がつまっているんじゃないかと思います。
また、神の名のもとに、人殺しや戦争を正当化することが、歴史の中ではよくありますが、仏教は殺生を禁じているところに、共感します。