![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/09/fc351f6a7ef6ba5a34c1010d2cc59c57.jpg)
アメリカの精神学者、デビッド・フォーキンズ博士の書いた「パワーかフォースか」には、人の意識レベルを1~1000の中の数値であわらす方法が書かれています。
意識レベル200未満(傲慢さや怒り、欲望、恐怖など、ネガティブな意識)は、人からエネルギーを奪うフォース、200以上(勇気、理性、愛などの意識)は、人にエネルギーを与えるパワーと記されています。
参照:※意識のマップ
● 9.11と3.11の共通点
アメリカの9.11と日本の3.11。互いに国の行方を左右する大きな事件と天災であったけれど、人々の心に、恐怖や怒りといった、ネガティブな感情がわきおこったのも、共通することだった。
9,11のあと、アメリカの人々はテロの恐怖に疑心暗鬼になり、些細な事でも恐れおののき、イスラムに対する差別や怒りがあらわになった。その結果、9.11と何の関係もなかったイラクへの攻撃を、ほとんどの国民が支持するという取り返しのつかない過ちを犯した。結果、イラクの何十万人もの無実の人々が殺された。
3.11のあと、共生の心が芽生えた。
反面、原発事故による放射能汚染の恐怖や怒りによって、弱い人々は、冷静な判断ができなくなってしまったと思う。その結果、より過激で恐ろしい方の言葉を選んで、それ以外の言葉は全て嘘だと思い込んだ。
結果、毎日命がけで震災対応をしていた政権へのバッシング、流言飛語、デマが横行し、買い占めによって店からものがなくなり、福島の人々は避難先で不当な差別を受けた。
心の中に、恐怖や絶望の気持ちが育っていった時、そういう感情を吸い取ってくれるところに引き寄せられていく。フォースはフォースに導かれるかのように、怒りの人は怒りのもとへ、恐怖に怯えた人は恐怖へと、引き寄せられる。
●ネガティブな意識の行き先
自民党は、野党時代に、自分達の反省よりも、民主党への逆恨み、憎しみ、妬み、そねみという、ネガティブな意識に染まってしまい、ますます悪くなってしまった。
戦後最大の危機とも思われる、世紀の大震災、大津波、原発事故という三大国難がいっぺんに来た。
政治家として、党派を超えて一つになり、立ち向かわねばならないというのは当然だったはず
しかし、それすら、政局に利用し、マスコミも巻き込んだ露骨で醜い菅叩き。
原発存続のために、自民党と原子力ムラは、一つになって、原発事故の自分たちへの批判と責任を回避させるため、時の菅内閣をスケープゴートにして、虚偽の情報を執拗に流し続けた。
たとえ原発維持派であろうと、脱原発派であろうと、あの時点で東北の救済と復興のために、政治家たちがひとつになることは、当たり前だったと思うけれど、菅内閣の不信任が自民党により提出され、民主党内でもそれに同調する向きが現れた。彼らの意識もまた、その前の党首戦で、小沢さんが菅さんに負けたことへの、恨み、憎しみ、怒りに支配されていたのは、自民党と同じだ。
・・・このことは、当時、私にとっても、ある意味、天災よりもずっとショックなことだった。
(嫌いだっ!)
しかし、意識レベルという観点から見れば、当然の事だったのだろう。
意識レベルはストレスにより、下がってしまうのは経験的にわかっていた。だから、あの世紀の大事故にあっても、冷静さを保つということは、よほど強い気持ちを持っていなければ、難しかったとも思う。
(私自身、キネシオロジーテストがなければ、どうなっていたのか、わからなかった)
スケープゴートにされた民主党、特に、時の政府であった菅政権は愛があるゆえに甘く見られ、人々のネガティブな意識を心置きなくぶつけられる格好の相手となった。
薩摩が徳川に向けられた怒りを吐き出すために、矛先を会津に向けて攻撃したのと同じだ。
(続・八重の桜と民主党)
イラクや会津の人々の理不尽な悲劇と同じく、脱原発のために着々を歩を進めていた菅政権を潰してしまったことは、国民にとって大きな悲劇となった。
ネガティブな意識による選択は、良い結果をもたらすことはない。
●現政党の意識レベル
政策ではなく、政党の集合的意識レベルという視点で見れば、今でもやはり、突出して民主党が高い。
消費税増税が、大企業の法人税を下げるためという自民党は、格差を広げる。
消費税増税が、強い社会保障の国を作るためという民主党は、弱者を救済する。
同じ増税であっても、意識レベルによって同じ結果を招かない。
(「バタフライ・エフェクト」と人生の選択)
だから、どんな政策であっても、私は意識レベルの高さで、政党を選ぶ。
集合的意識レベルの高さは、今の時点でも、突出して高いのは、民主党。
さらに、「みどりの風」と、「緑の党」が、パワーの領域にあった。
しかし、それ以外の政党は、やはり、どんなきれい事を言っていても、国民のためと言いながら、自分達の勢力拡大のためのフォースであるという結果は前回通り。
今、国民が民主党を政権から下ろしたことで、脱原発も遠のき、憲法の改悪が目論まれ、日本の農業も危機にある。
私自身は、今回の選挙も、民主党が一番いいと、思っている。
●強気な事を言う人は実はとても弱虫
勇ましいことを言う人たちが、じつはどれだけ弱虫か。
石原都知事(当時)は、東京消防庁の職員が福島第一に出動し戻って面会しにきた際、都知事自身が「ありがとう」と言いながら、いきなり腰くだけてしまったのには、愕然とした。普段偉そうなことばかり言う彼だが、内心、よほど怖かったのだろう。弱い部分を隠そうとするあまり、普段は強気なことを言う。しかも、自分は常に安全な場所で守られていたいのだ。だからこそ、軍隊が大好き。
自民党の小さい方の広報誌、産経新聞の阿比留とか言う記者、たまたま見たんだけれど、テレビ番組で尖閣諸島へゆくと意気込んでいたのに、いざ船に乗ったら船酔いでダウンで、おしまい。普段の信念?自己主張はどこに行ったの?先のことを考えたら、やっぱり怖くなったのでしょうね。
フォースは弱いからこそ、権力を持つと、とても危ない。まっとうな批判でも、攻撃されたと思い、自分の立場を守るために、権力を使って黙らせようとする。
現在、意識レベル恐怖に支配された権力者がいる。北朝鮮の3代目の坊ちゃんとか、シリアのアサド大統領とか。あともう一人は、「あ」の字の人だ。(もちろんいつものように、信じる信じないはご自由と書いておきますが・・・)
●石破幹事長のもくろむ軍法会議
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/4b/5efdfd208ba7eca9c5d45ea40080a017.jpg)
東京新聞に掲載されたこの記事。4月に放送されたBS6の番組で、石破幹事長が軍法会議の設立について語ったという。改憲して、国防軍を作ったら、軍法会議を新たに設立して「戦争にゆきたくない」という国防軍人は、処罰する予定らしい。もちろん、自分は処罰される側ではなく、する側の人間であると信じているのだろう。選挙の後は、もう準備万端だ。
詳しくはこちらで→平和憲法に真っ向背反 石破幹事長の「軍法会議設置」発言/東京新聞・特報(動画・追記あり)(「薔薇または陽だまりの猫」さんより)
●宮崎駿さんの改憲反対
日本を戦前に戻したい自民党に危機を抱いているのは、スタジオジブリの宮崎駿監督も同じ事。
宮崎駿さんの「改憲もってのほか」と題された寄稿文が8月20日までこちらで読めます。
→http://www.ghibli.jp/shuppan/np/
■7月20日追記
きょうジブリの映画「風立ちぬ」が公開されますが、以下、東京新聞に出ていた宮崎監督の寄稿文抜粋を、ご紹介します。
96条先に変えるのは詐欺 宮崎駿監督寄稿文抜粋
憲法を変えることについては反対に決まっています。選挙をやれば、得票率も投票率も低い、そういう政府がどさくさに紛れて、思いつきのような方法で、憲法を変えようなんてもってのほかです。
法的には、96条の条項を変えて、その後にどうこうするというのでも成り立つのかもしれないけれど、それは詐欺です。やってはいけないことです。国の将来を決定していくことですから、できるだけ多数の人間たちの意見を反映したものにしなきゃいけない。多数であれば正しいなんてことは全然思っていないけれど、変えるためにはちゃんとした論議をしなければいけない。
それなのに今は、ちょっと本音を漏らして大騒ぎを起こすと、うやむやに誤魔化して、「いや、そういう意味じゃないんだ」みたいなことを言っている。それを見るにつけ、政府のトップや政党のトップたちの歴史認識のなさや定見のなさには、呆れるばかりです。考えの足りない人間が憲法なんかいじらないほうがいい。(中略)
もちろん、憲法9条を照らし合わせると、自衛隊はいかにもおかしい。おかしいけれど、そのほうがいい。国防軍にしないほうがいい。職業軍人なんて役人の大軍で本当にくだらなくなるんだから。
今、自衛隊があちこちに出動しているのを見ると、やっぱりこれはいいものだと思います。隊員たちはよくやっていて、礼儀正しい。イラクに行かざるを得なくなっても、一発も撃たず、一人も殺しもせずに帰って来ました。ボクは立派だったと思います。
湾岸戦争後にペルシャ湾に掃海艇を出さざるを得なかったけれど、機雷のなさそうな海域を黙々と掃海して、小さな船です、大変だったと思いますが、静かに帰って来ました。僕は黙っていましたが、感動していました。
もし、本当に戦火が起こるようなことがあったら、ちゃんとその時に考えて、憲法条項を変える変えないかはわからないけど、とにかく自衛のために活動しようということにすればいいんです。立ち上がりは絶対遅れるけれど、自分からは手を出さない、過剰に守らない。そうしないと、本当にこの国の人達は国際政治に慣れてないからすぐ手玉に取られてしまいます。もし戦争になるとしても、そのほうがまだましだと考えます。
とにかく、今までこれだけ嘘をついてきたんだから、つき続けたほうがいいと思っています。整合性を求める人たちはそうすることで、「戦前の日本は悪くなかった」と言いたいのかもしれないけれど、悪かったんですよ。それは認めなきゃダメです。
★関連記事
政治家の意識レベル
あまりにも微力なブログではありますが、一人でも多くの方の目に止まればいいなと思って・・
ありがとうございました。
いま、東北へ向かう新幹線の中からのコメントです。
10 xtc4241 さん
きょう、「風立ちぬ」を見てきました。
危ない道にのめり込む日本。
そのゼロ戦の開発者と、病弱な妻の悲しくも美しい物語でした。
宮崎駿監督は、いままた、アブナイ道を進もうとしていると言っています。
そうならないためにも、僕らは考えて行動しなければと思います。
是非、観てくださいね。
映画レビューはボランティアから、帰って書きたいと思います。
「風立ちぬ」ご覧になったのですね。
宮崎駿さんが、今の時代とあの時代が似ている、と言われていました。震災、不況、戦靴の足音。
レビュー楽しみにしています。道中お気をつけてね。
キネシオロジーやダウジングなんかは結局、その人間の(潜在意識まで含めた)世界観の反映でしかないんでしょう。
病気治療には役立つでしょうが、それ以上のものではない。
自民党が勝ったら、国民の意識レベルをバカにするんでしょうか?
選挙は多数決ですから、集合の意識レベル通りに結果は出ません。
大多数の政治家たち一人ひとりも、その85%に含まれてしまいます。その中で、民主党の政治家は比較的、200以上の方たちの割合が多いのです。
日本人の50%は欲望、と言っても普通の営業マンなどは、やはりお金を追いかけていますから、アベノミクスに期待して、票が伸びるのは当然ですし、予測していました。
>自民党が勝ったら、国民の意識レベルをバカにするんでしょうか?
いいえ。これでも日本人の集合意識は、世界でもトップクラスであることには、変わりありません。
選挙は選挙、多数決ですから。
ただ、もし日本人がこれから、戦争に行って殺人をできるようになれば、戦後60年以上守ってきた集合の意識のレベルは、確実に下がります。
国内の殺人事件も、増えるでしょう。もうすでに、予兆が始まっています。
今までは、研究者の中では、日本の若者は世界の中で人を殺さないと不思議がられている現象でした。
ダウジングについては、私もやりますけれど、大変時間がかかるので、短時間で多角的な方向による多数の設問をこなせません。
>キネシオロジーやダウジングなんかは結局、その人間の(潜在意識まで含めた)世界観の反映でしかないんでしょう。
自分が確信していることでも、まったく正反対の答えになることは、よくあります。
それがのちのち、正しい答えだったということは、不思議ですが、今ではそれを実感しています。
潜在意識の反映ではなくて、意識レベルの反映です。
意識レベルによって、正確さは違います。
「パワーかフォースか」にもそれは、書かれています。
民主党は、完全に割れてしまったほうがいいですね。。。
鳩山さんを追い出し、小沢さんを追い出し、今度は、菅さんですか???って感じです。
政権を担う政党というのは、よほど、外圧というか内圧といったほうがいいのか・・・どちらか、ではなく、どちらも・・・でしょうから、まぁ、圧力だけにしておきますが、自分たちの理念を保つことができないほどに、大きいんでしょうかね。。。
にんじんを目の前に吊り下げられると、弱いだけなのか・・・。
それとも、脅迫されて、やむ得ずなのか・・・。
意識レベルが高くても、実現するための、狡猾さがなかった、というのが民主党の大きな弱点だったと思います。
その狡猾さを持っていた小沢さんが封じ込められしまったとき、一緒になって、排除に加担してしまったときから、民主党はおかしくなってしまったと、私は感じています。
まぁ、かばって、とばっちりを受けるのがこわかったのでしょうけれど。。。
政治家も同様で、恐怖に襲われて、逃げ出した人もいます。普通の人なら、それも当然かもしれませんが、政治家は、逃げちゃダメです。
週刊誌に載った小沢さんの奥様の手紙は、本物だと感じました。
それによれば、小沢さんも、京都に逃げてしまいました。
小沢さんは、政権交代時に比べると、随分と下がってしまい、今も下がったままです。
危機の時、政治家に求められるのは、恐怖もあって当然だけれど、それを乗り越えて国民を守らなければならないという強い責任感を持つこと。
そのためには、理性も超えた強い意識を持った人でないと、現実に負けてしまい、とてもこなせなかったでしょう。
菅内閣には、偶然にも、意識レベル700超えた人が3人もいた。あれは、天の助けだったとも思います。
彼らが必死で守ってくれたのに、これを評価できず、逆に、ひどい言葉で罵るような人たちが、どうして、パワーの人といえるでしょうか。
タイミング的にも、収束の目処も立たないときに、内閣不信任で足元をすくうことを考えるのもありえない、脱原発を本気で思うなら、恩讐を乗り越えて、菅さんに協力すべきだった。
もし小沢さんが総理だったら、山本太郎さんじゃないけど、みんな逃げてください、私も逃げますと言っていたかもしれません。
もしそうだったら、今の日本はありません。
民主党の意識レベルの高さも、当時の菅内閣の人がいたからこそです。
今回の選挙比例では、民主党は、電力総連役員浜野喜司氏が最初に当確を出し、脱原発派のツルネン・マルテイ氏など落選しました。
推進派の巻き返しは、したたかです。
小沢さんは狡猾であるかもしれませんが、今の小沢さんは、弱すぎて、狡猾さも裏目に出るだけだと思います。
菅さんの年金問題の時(社保庁のミスだったのに、党内からも叩かれて、代表をやめさせられた)、菅内閣の不信任案が出て党内からも同調者が出た時、そして、今回の離党勧告と、今までに3回民主党支持をやめようと思いまいた。
しかし、その都度、菅さんは内心は悔しかったでしょうが、自分のプライドより、民主党で国のためにがんばることを選んできた。だから、菅さんが頑張っている限り、民主党を応援しています。
分裂もしてほしくないです。(これは、キネシオロジーじゃなくて、私の願望です)
もし、分裂するなら、原発維持派が、出て行ってくれと思います。
ただ、やっぱり党首として、「海江田さんは、弱すぎ」ます・・
それと、菅さんがジャパンハンドラーの魔の手に染まった?とか、それは、一部の方たちの妄想だと思います。
某経済評論家の方など、自分を浮上させるために、小沢さんを利用していて、そのための菅叩きであったと感じます。
また、下村健一さんの本を読めばわかるけれど、当初、総理として官僚たちが壁のように菅さんを守っていたために、世間から遮断されてしまったということです。
でも、ギリシヤの二の舞にならぬようにするため、消費税増税は、強い社会保障のためのものだったし、TPPは、参加することが目的ではなくて、TPPに対して国民的議論を起こすことが目的だったですね。これも、誤解されていますが。
思うままに書いていたら、長くなってしまいました。
すみません、コメントありがとうございました。