鎌倉アルプスと獅子舞の紅葉 2009.12.07

 

 

 

　　　里の紅葉もそろそろ終わろうとしています。

　　　今年最後の紅葉を楽しみに

　 　　鎌倉へ出かけてきました。

 

 

　スタートは、大塔宮バス停そばの鎌倉宮

　春に行われる鎌倉薪能には 何度か訪れていますが、きちんと参拝するのは、今日が初めてです。

 

 

　　ここには、後醍醐天皇の皇子

　　護良親王（大塔宮）が祭られていて

　　親王が足利高氏（尊氏）により幽閉されていた土牢や

　　宝物殿、小賀玉の木などの見所があります。

　　社務所前のモミジが、ちょうど見頃でした。

 

　父親の意を受け鎌倉幕府を倒して征夷大将軍となったものの

　幽閉の後 ２８歳で薨去した親王の魂の安穏を祈り

　瑞泉寺方面へと向かいました。

 

　途中、鎌倉宮カントリーテニスクラブのコートを覗いたりしながら

　通玄橋手前で瑞泉寺への道と別れ、左手へ進みます。

　住宅街を抜けると、じきに山道となり

　

　足元を気にしながら進むと

　紅葉の谷へと導かれます。

 

 

　　　　　　ちょうど広がってきた雲が青空を隠してしまいましたが、見事な眺めです。

　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　獅子舞の紅葉

 

　イチョウの木は ほとんどが葉を落としていて、黄色い絨毯となっているはずの登山道でしたが

　土曜日の雨のあと 踏み荒らされ、泥にまみれてしまっていました。

　滑りやすい道をそのまま上り詰めると、天園の茶屋に出て

　　　　　　見晴台からは、今しがたまでいた 獅子舞の谷が見渡せます。

　　　　　

 

　一週間ほど早ければ、イチョウの鮮やかな黄色が さぞかし綺麗だったことでしょう。

　今日はこのあと 天園ハイキングコースを辿って、建長寺に下ります。

　アップダウンの少ない道は、ところどころで岩につけられたステップを登り、あるいは巻いたりして

　　 　

　

　　コース最高地点の大平山（１５９ｍ）に着きました。

　　山頂手前は広場になっていて

　　大勢の人が休憩中でしたが

　　ここでもトンビには要注意

　

　何人かが、お弁当をさらわれていました。

　写真のすぐ左手には、鎌倉カントリークラブのクラブハウスがあります。

 

　　　　　　覚園寺への道を分けた先には、閻魔大王などが彫られた十王岩があり

　　　　　　隣の岩の上からは、海に向かって真っ直ぐに伸びる若宮大路が見渡せます。

　　　　　　反対側には、住宅地の先に 横浜が案外近くに見えました。

　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かながわの景勝５０選「十王岩の展望」

 

　コースは、やがて建長寺の境内に入っていきます。

　長い階段を下っていくと 半僧坊に出て、富士山が顔を見せてくれました。

　百度石に手を合わせ、烏天狗像を見ながら さらに下る この階段あたりが

　実に美しい   紅葉の盛りでした。

　

 

 

 

 

　特別公開されている法堂の釈迦苦行像や竜の天井画を拝観し

　豪華な三門、総門をくぐりぬけ、今日の紅葉ハイキングを終えました。

 

　　　大塔宮ー獅子舞ー天園ー大平山ー十王岩ー半僧坊ー建長寺入り口

 

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　建長寺前で友人と待ち合わせて、遅いランチにします。

　今日のお店は、小町通りのイタリアンレストラン「エントラータ」

 

　つい先ほど建長寺でお参りした あばら骨の浮き出た「釈迦苦行像」を思い出し

　少しだけ後ろめたさを感じつつも、美味しくいただいてしまいました。

 

　そして、今日のお土産は

　「アトリエ・バニラ」の

　カラメルロール

　ほろ苦カラメルが香ばしい

　ロールケーキでした。