明神ヶ岳へ秋のお花を見に行きました。
明神ヶ岳~明星ヶ岳の稜線ではマツムシソウやツリガネニンジンが花盛り
富士山はすっきりと見えていました。
最乗寺8:15-10:30明神ヶ岳11:10-明星ヶ岳13:00-塔ノ峰14:30-15:30箱根湯本駅
( お花のあるところでは 停滞または ゆっくり歩いています。)
単独
明神ヶ岳へは これまで三回登り、最乗寺には 二度 下ってきていますが
こちらから登るのは 初めて
眺望のない 杉林の中を登って行きます。
赤土が掘れて 深い溝になっている場所もあり、そんなところは滑るので要注意
まもなく 見晴小屋でした。
木漏れ日の射す道では、キバナアキギリやノブキなど、咲いているお花はわずかでしたが
カシワバハグマとチヂミザサは ちょうど盛り
また、見晴小屋の先では イヌショウマが咲き、野鳥のさえずりが聞こえていました。
カシワバハグマ/チヂミザサ/イヌショウマ
見晴小屋から10分ほど進むと 開けた場所に出て
このあたりには お花がいっぱい
オミナエシ、キンレイカ、アザミ、ヤマハッカ
ワレモコウ、ツリガネニンジン、ゲンノショウコ
咲き残りの ウツボグサもあります。
タムラソウやシラヤマギクも花盛り
銀色に眩く光る ススキの道を進んでいくと 背後に相模湾が見えてきました。
左手には 大山、その手前の街並みは 南足柄市や開成町あたりでしょうか。
ここまで、バスで一緒になった 高校生のグループと、後になり先になりして 登ってきました。
彼らには、お花の写真を撮っていると すぐに抜かれてしまうのですが
休憩が多いので またすぐに追いついてしまう。
遅れがちの お二人さん、ファイト
青空が大きくなって
明神ヶ岳山頂(1169.1m)の一画に飛び出しました。
ススキと金時山越しに見る 秋の富士山
中腹に雲の帯があるだけで 優美に見えます
神山、駒ヶ岳 とマツムシソウ
実は、今日はマツムシソウ(ともう一種類の花)を
見にきました。
2006年は10月14日
2008年は10月4日に来ていますが
リンドウやウメバチソウ、ヤマラッキョウなど
たくさんのお花が見られたものの
このマツムシソウは咲き残りの数花だけでした。
9月のマツムシソウとお花たちはどんなでしょう。
気になるところですが、山頂のお花たちも見てきましょう。
山頂には、トネアザミやノコンギク(どちらも同定に自信なし) が群れ咲き、
フジアザミやオヤマボクチなどもたくさん
火打石岳方面に進んだところには、トリカブトが一株ありました。
フジアザミ/トネアザミ、ノコンギク/トリカブト
日陰がなく 暑い 山頂ですが、ランチはやっぱりここでしょう
海は広いな大きいな 小田原の街も見えます
霞んでいるのが残念だけど とってもいい眺め
明星ヶ岳へと向かう尾根道では
オミナエシやシラヤマギク、ホトトギス、ゲンノショウコなども咲いています。
センブリとウメバチソウは幾花か咲きはじめ、ヤマラッキョウは蕾だけ
リンドウは蕾すら見つけられませんでした。
そして
あれ~~ この辺だったんだけど・・・
もうひとつのお目当て ハコネトリカブト⇒ が見あたりません。
前回(2008年) 何株か目にしたあたりにはハコネダケが繁って
壁のようになっています。
こうなると お花が生き延びるのは 難しいかも
奥の方をよく見れば咲いていたのかもしれませんが
見つけることができませんでした。 2008.10.04
一方のマツムシソウは、刈り払われた登山道脇に たくさん咲いています。
また、ツリガネニンジンも 濃い色薄い色で咲き競っていました。
ウメバチソウ/ワレモコウ/ツリガネニンジン
センブリ/ヤマラッキョウ/ホトトギス
ゆるゆると進んで 振り返ると
明神ヶ岳がだんだん遠くなっていきます。
そうして、明星ヶ岳が近づくにつれ
登山道脇には マルバフジバカマの花が多くなりました。
林床一面が
この外来種で埋め尽くされている場所もあり
このまま放っておくと 山全体に広がってしまうかもしれません。
それはどうなのかなぁ・・・と思いますが。
二つ目の宮城野分岐を過ぎて進むと
もともと 平坦な山頂ですが、山頂標は防火帯から左に入ったところにあり
今は周りの草が伸びているので、知らなければ 通り過ぎてしまうかもしれません。
今日は ここから塔ノ峰を経て 箱根湯本駅へ出ることにして 下っていきます。
この道はほとんど眺望がありませんが
休日の箱根路の喧噪を避けて 静かに歩けるのが いい点でしょうか。
眺望のあるところは わずか
1時間ほどで車道に下り
900m先の 塔ノ峰登り口へ
途中、左手に明神ヶ岳が見えました(明星ヶ岳は木の後ろ)
車道から 10分ほどで 塔ノ峰山頂(566.3m)
ここも 木々に囲まれ
ピークらしくない 場所です。
その先は常緑広葉樹帯になり
お花はもうありません。
黙々と下って行くと
阿弥陀寺の境内に入ったようで
《修行の岩屋》と書かれた板がありました。
竹林を下ると本堂です。
阿弥陀寺は 皇女和宮ゆかりの寺だそうで
三葉葵の紋が印されていました。
阿弥陀寺からは 車道を歩いて 箱根湯本駅へ。
秋のお花、富士山と箱根の眺望、明星ヶ岳からの静かなトレイル と
変化に富んだ 低山歩きが楽しめた日でした。
この辺りは、今回の私のブログ記事に出しました彼女と良く
来た想い出の山です。確か大雄山鉄道にに乗って、降りた
辺りが天狗の神社の最乗寺だったかなー??。フジフィルムの
工場もあったような??。
それにしても、そんなに花々がある山だとは全く知りませんでした。
羨ましいなー
一緒に行きたかったです
お天気も良く絶好の登山日和でしたねどんなに
気持ちよく歩けた事でしょう
古い山行の写真を眺めて楽しんでいました
この山も大切な思い出の場所なのですね。
大雄山駅からバスで10分ほどのところに、この最乗寺があります。
行ったことはありませんが、富士フィルムの工場も近くにあります。
さすがによく覚えていらっしゃいますね。(^^)
遠出しなくても、また電車とバスでも行かれるので
気楽にお花見に出かけられる山なんです。
マツムシソウはとてもきれいな状態でした。
おまけに、たくさん (^^*)
あんなに咲いているとは思いませんでした。
それに、ツリガネニンジンも負けずに咲いていましたよ。
少しの時季の違いで、盛りのお花の顔ぶれがかなり違いますね。
またそのうちに行きましょう。
次は紅葉ですね♪
こんなに花があるなんてね・・・。
青空の広がるいい天気に、あの頂上でお弁当なんて
たまりませんね。(^-^)
ススキもちょうどいい具合でしたよ。
今の季節には、もっと標高の高い山に行くことが多いので
こんな山だとは思わない人が多いかもですね。
この日も日向はとっても暑かったですよ。
ランチも暑かった・・・ (^^;)
海が見える山はいいですねぇ♪
それに青空!
私たちも待ちに待った青空でした~(^^)/
途中の斜面はススキばかりだと思っていましたが、
お花がいっぱいだったのですね。
ところで…
センブリはもうそろそろでしょうか?
トリカブトにも箱根とか尾瀬とか種類があるんですね!
まったく見分けがつきませんが(^^;;
青空に(初冠雪まだでしたっけ?)夏富士、拝見しているだけですがすがしい気分になりました♪
そろそろ箱根の山もいい季節になったのですね。
こけももさんと行ってみようかなぁ。
海の見える山は気分がいいですね。
もちろん、山しか見えない高山もいいですが (^^*)
センブリは開いていたのは二花だけでしたから
まだこれからですね。
リンドウやヤマラッキョウなどもこれからです。
またどこか低山にお花見に行かなくちゃです♪