白馬山麓では、普段 見慣れているスミレに加えて
日本海側に咲くスミレ、蛇紋岩地帯に分布するスミレを見てきました。
(1)は、オオタチツボスミレを中心にした、有茎種のスミレです。
雪国では 当たり前にみられる オオタチツボスミレは
関東地方で見るタチツボスミレのように、多くの場所で咲いています。
花は タチツボスミレよりやや大きめで、距は白い
葉は 円心形で、葉脈がへこんで波打っているように見えます。
距の白さが 際立ってますね。
それでも、林床と林縁と草地では 違いがあって
日向の草地にある株のなかには
葉が濃い緑色で 硬質な感じがするものもあります。
当然、個体差もあります。
とにかく たくさん。
これは?? ナニ??
花が小さくて白く、なんとも 不思議な株でした。
自然交雑種のムラカミタチツボスミレ(タチツボスミレ✕オオタチツボスミレ)は
両親が似ているので 同定が難しいです。
葉はオオタチツボスミレで 花がタチツボスミレ、という発現のしかたが
一番 わかりやすいかなと思います。
↓ 上の株の拡大。左端に見えている花の距が紅紫色です。
交雑種は 大株になることが多いため
大株になって 立ち上がっていて、どちらか迷うようなものは
ムラカミタチツボスミレの可能性があるとのことです。
交雑しても 距が白い場合もあるのが悩ましい。
もっと 何度も、そして より多くの花や葉を見ているうちに
わかるようになるのかな。
やや消化不良の感が残ったものの
わからないということも含めて 楽しめました。
タチツボスミレは
我が家の近隣では、一瞥して 通り過ぎることが多いのですが
今回は、葉の形や距の色を しっかり見ました。
オトメスミレ
アオイスミレ
この地方のアオイスミレは 香りが強いとのことです。
でも、体調がいまいちなのか、かすかにしか感じられませんでした。
お馴染みの ニョイスミレ
花色が淡紅紫色のムラサキコマノツメと、純白品のシラユキスミレも見られました。
(2)は、蛇紋岩地帯で見られるスミレ です。
こちらではニョイスミレくらい(純白品のシラユキスミレ可愛いい!)
しか見られない時期になりましたが
スミレを求めて北上ですネー(*^^*)
オオタチツボスミレとタチツボスミレの違いが分かり易く勉強になりましたぁ
そうですよね。寂しいですが、スミレは緯度か高度を上げないと見られなくなりましたね。
オオタチツボスミレは、あちらではありふれたスミレなのですが
普段 見ていないので、少しの個体差でも ? と思ったりして
悩ましくも面白いです。