白馬山麓でのスミレ観察
(2)は、蛇紋岩地帯に分布する ミヤマナガハシスミレに加え
ヒトツバエゾスミレと 母種のエイザンスミレです。
今回 一番出会いたかった ミヤマナガハシスミレは
ナガハシスミレ(テングスミレ)の亜高山タイプで
花は小型で色が濃く
葉の表面は 暗緑色、裏面は紫色を帯びるとされています。
花を一輪つけた株を 別の方向から撮りました。
そして、また ややこしい株が出てきました。
距が白くて短く 花は オオタチツボスミレ似 ということで
ミヤマナガハシスミレと オオタチツボスミレの交雑かもしれません。
↓ こちらは?
交雑すると 大株になりやすいんでしたね。
そうなのかな
ここには、ナガハシスミレは ないとのこと。
同じミヤマナガハシスミレでも
山麓にあるものと亜高山帯のものとでは、多少の差違があるのでしょうね。
今回は山麓での観察だったので
次は 亜高山帯の ミヤマナガハシスミレにも出会いたいなと思います。
ヒトツバエゾスミレは、漢字表記では「一葉蝦夷菫」
エゾスミレとは エイザンスミレの別名なので
「単葉のエイザンスミレ」ということになります。
花はほぼ終わっていて、かろうじて 残り花を見ることができました。
。。。。。。
びっくりの こんな大株もありました。
別の場所で出会った ヒトツバエゾスミレは、花は終わっていて
その近くでは、母種のエイザンスミレが咲いていました。
おまけの写真 +++++++++++++++++
虫食いの花は 観察写真としては ボツだけれど
これも 可愛い
(3)は、スミレサイシンと 他に見られたスミレ
サクラスミレ、フモトスミレ、マキノスミレなどです。
雨が続いて畑へ入れません。
白馬山麓はスミレの宝庫なんですね!
見たことのないスミレばかりです!
日本海側のスミレという感じですが
サクラスミレもあるとすれば太平洋側のスミレとミックスという感じですかね!
雨が続きますね。昨日はかなり降ったので畑も心配なことでしょう。
白馬山麓では、日本海側に咲くスミレと、太平洋側で見られるスミレとが見られます。
普段はお目にかかれないスミレが見られるのもいいですし
お馴染みのスミレでも 微妙に違いがあることも面白いです。