木々の新芽が展開し、野山の春色は日々変化していますね。
羽化したての蝶や 虫たちも動き出して
特にお天気の日の散策は ウキウキです。
そんなある日の午後
風が出てきた様子に、スミレを撮る手を止めて 遠くに目をやると
風になびく アカシデの花が見えました。
ズーム&トリミングで
垂れ下がり、風に大きくなびいているのは 雄花序で
枝の先端に見えるのが 雌花序
カバノキ科のアカシデ(赤四手)は
苞や若い芽が赤いことから その名がついたそうです。
さらに 進んでいくと
隣り合った木に 色違いの花序が見えました。
またもや精一杯のズーム&トリミングで。
赤茶色はアカシデ
薄緑色は イヌシデかな?
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その数日後、別の雑木林に行ってみると
花粉散布の役目を終えた雄花序が たくさん地面に落ちています。
枝先の雌花序を引き寄せて、赤い雌蕊を見ました。
花粉はゲットできたのかな?
午後になると 決まって吹いてくる春の風は
杉や檜の花粉を運ぶことでも 厄介者にされがちだけれど
他の風媒花にとっても 欠かせないものですね。
秋のアカシデ
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