陣馬山 857m 2009.12.21

 

　

 

　　　それぞれの旅行やら行事家庭の事情などで

　　　揃って出かけられずにいた 友人たちとの山行が

　　　ようやく叶い

　　　今年の登り納めをすることになりました。

 

　

　「大きな富士山を見に行きたいけれど、夕方からは ゆっくり食事もしたいしね　　」

　そんなわけで、展望がよくて　このところの冷え込みで　「シモバシラ」が期待できそうな

　陣馬山に行くことします。

　

　冷え切った寒い朝

　「陣馬の湯」付近に駐車し、栃谷尾根を登り始めると

　タチツボスミレのお出迎え

　南斜面の日射しは、ぽかぽかです。

 

　

　　民家の庭先を通る 近道を行くと、無人販売の棚があり

　　柚子、レモン、キウィ、梅干が並んでいます。

 

　

 

 

 

　きょうは月曜日ですから

　他では買えないかも・・・と、さっそく購入

　リュックが重くなりました。

 

 

　日当たりのいい畑の脇を登っていくと

　富士山の真っ白い山頂が 見えてきました。

　倉岳山のとんがりも、くっきり見えます。

 

　ここから本格的な山道になり

　植林帯を登っていきます。

　防火用水に張った 厚い氷に気をとられていると、Ｔ さんが「シモバシラ」を見つけました。

　一面に白い塊ができています。　　　　

 

　　　　　　誰かがくちばしを作った白鳥は、羽に縦の線が入っていることから

　　　　　　二日か三日かかって できたものだと思われます。

　　　　　

 

　オタマジャクシやイカに似た形もありました。

 

 

　ひとしきり遊んで ふと吾に帰ると、北西側から吹き上げる風はとても冷たく

　思わず急ぎ足になりましたが、この先の登山道脇にも、あちこちにシモバシラが見られ

　そのたび立ち止まっては、観察します。

 

　　　　景信山、明王峠からの道に合流すると、左手が山頂です。

　　　　陣馬山といったら、やはりこれでしょう

　　　

 

　　　　展望は３６０度

　　　　逆光の丹沢山塊の右手に、美しい富士山が

　　　

 

　　　　扇山や権現山の奥には、いとしの大菩薩の山並が

　　　

 

　　　　雲取山から奥多摩の山々も

　　　

 

　　　　ずっと先に霞んでいるのは、日光連山と筑波山

　　　

 

　もちろん、新宿や横浜、房総半島も見えていました。

　

　お昼は、開いていた清水茶屋で

　あたたか～い山菜うどんをいただいて （５５０円）

 

 

 

　下る前に、和田峠への道でシモバシラ探索。

　落ち葉の布団を被ったシモバシラは、横へ横へと伸びています。

 

 

　帰りは、奈良子峠から 奈良子尾根を下ります。

　杉林を下っていくと、左手下の 転がり落ちそうな急斜面に、大きなシモバシラが見えて

　今日はもうたくさん楽しんだというのに、吸い寄せられるように下ってしまいます。

　

　ここのシモバシラはとても大きくて、４０ｃｍ近いものもありました。

 

　ここでも充分楽しんだあと、下った急斜面を 苦労して登山道まで戻り

　手入れされた杉林や 落ち葉だまりの道を下って帰りました。

　寒い一日だったけれど、ピカピカの「シモバシラ」が見られた登り納めでした。

 

　　陣馬の湯付近ー（栃谷尾根）ー陣馬山ー奈良子峠ー（奈良子尾根）ー姫谷ー出発地点