今年も レンゲショウマは 御坂の山で
岩場と 雪頭ヶ岳のお花畑に遊び
節刀ヶ岳では 見事な眺望も楽しめました。
昨年、御坂の毛無山から十二ヶ岳を歩いて以来、その先の様子が気になっていました。
雪頭ヶ岳のお花畑では、そろそろ秋のお花たちが見られる頃でしょうか。
十二ヶ岳登山口7:30-9:55十二ヶ岳10:20-11:15金山-11:40節刀ヶ岳12:10
-金山-12:50鬼ヶ岳13:00-13:30雪頭ヶ岳14:00-15:20根場
2名(nonn ちゃん)
河口湖へ向かう 中央道からは、バーントシェンナを塗り重ねたような 大きな富士山が見え
「夏の富士山て こんなに赤いのねー。」 などと話しながら 西湖のほとりへとやってきました。
十二ヶ岳登山口から アカマツの林を登って行きますが
朝の木陰はひんやりとして とてもいい気分です。
その後は植林帯を登り
「地蔵」で尾根に出ると、気持ちの良い自然林になって
足元には、鮮やかなピンク色のカイフウロや、トモエシオガマなどが咲き
振り返る樹間には 富士山の姿がちらちらと見え隠れするようになりました。
少し先で露岩に出ると、その富士山と西湖が望め
右手には、精進湖、竜ヶ岳、さらには 南アルプスも見えていました。
嬉しいことに、ここにはマツムシソウが咲いています。
カイフウロ/マツムシソウ
ロープの張られた ずるずると滑る 急登や、岩場を登って行くと
やがて十一ヶ岳からの登山道に合流し、左に折れて進むと、十二ヶ岳(1683.3m)です。
暑さのせいか 今日はまだ一人の登山者にも会っていません。
山頂付近に早くも雲の湧いた 富士山や、眼下の西湖を眺めて小休止
その後、男性が一人通過したのを機に、私たちも金山へと向かいました。
下り始めは 少しの間 岩場が続き、見晴らしの良いところを通っていきます。
まもなく 上からは着地点の見えない岩場がありました。
でも、ロープが付けられ 足がかりもしっかりあるので、慎重に下れば大丈夫
その後
クサリやハシゴの登りもあります。
緑陰の道を進むようになると、ところどころで 登山道が風知草に覆われるようになり
通り過ぎる風に サワサワと揺れる 様子は、目にも涼やかです。
暑いからと出かけるのを躊躇していましたが、やはり来てよかった・・・
その先で また露岩の高みに登ると
その後、林の中を大石ペンション村への分岐を見て進んだ 登山道脇に
レンゲショウマが一本だけ花をつけていました。
少し見頃を過ぎていますが、今年お初です。嬉しいな・・・
アサギマダラに導かれて ヒヨドリバナの群生地に出ると、そこが金山(1686m)でした。
展望がなく ピークとも思えない 広場のような山頂ですが
アサギマダラやキアゲハなどの 何種類かの蝶やミヤマアカネが乱舞していて
じっと見ていると 時間の経つのを忘れてしまいそう。
暑い暑いといっても、秋はやってきているんですね。
鬼ヶ岳へは左に折れますが、その前に、右手の 節刀ヶ岳へ寄り道してみます。
林の中をゆるく下り、登りかえして 左手に行くと、山頂下の露岩に出ました。
展望の良い場所からは
ミニゴジラの背 十二ヶ岳の後ろに、河口湖や山中湖
左手には、黒岳や三ツ峠山が見えました。
今しがた 歩いてきた稜線を従えた 富士山もきれい
南アルプスはもうすっかり霞んで 判然としなくなりました。
南側が開けた 節刀ヶ岳山頂(1736.4m)の木陰で
ランチタイムにしましょう。
その後 金山へと戻って、今度は鬼ヶ岳へ向かいましたが
お目当てのレンゲショウマは なかなか現れてくれません。
レイジンソウやコウモリソウ、オクモミジハグマがたくさんの花を咲かせ
トリカブトはたくさんの蕾を付けて 開花準備中でした。
金山から緑の下を進んで わずかに登り、岩を回り込んで 振り返ると
その岩が、鬼ヶ岳山頂の一画にある 鬼の角でした。
鬼ヶ岳からも見晴しが良いのですが、午後の日射しがギラギラと照りつけ
暑くてたまりません。標高 1738mの露岩の上は、まだ夏でした。
雪頭ヶ岳へ向かって
お待ちかねの レンゲショウマが現れました。
暑さのせいか 水分不足なのか、開きかけの花にも 茶色い部分が目につきます。
レンゲショウマはこの先 幾度となく 目を楽しませてくれました。
雪頭ヶ岳の草原に出ました。
咲いている花はまばらで、お花畑というには寂しい感じがしますが
緑色のなだらかな草原は、お昼寝したい(nonn ちゃん 談)ほど気持ちいい場所です。
雪頭ヶ岳草原の花
カワラナデシコ/クルマバナ/コバギボウシ
コウリンカ/オミナエシ/タカトウダイ
タムラソウ/コオニユリ/カイフウロ
オトギリソウ/シモツケソウ/ハナイカリ
ソバナ/ウメバチソウ(蕾)/マツムシソウ
他に、ノハラアザミやシラネセンキュウなども咲いていました。
雪頭ヶ岳からは、足元を隠す 風知草をストックで避けて歩き
ブナの自然林を通り
暗くて蒸し暑いためか とても長く感じられた 植林帯を下って
堰堤からは 広くなった道を歩いて、根場のバス通りに出ました。
その後、レトロバスに乗って、十二ヶ岳登山口へ。
この日は、下山後に入浴することを伝えて、登山口向かいの
「 いずみの湯」に駐車させてもらっていました。
御坂の山はお花が多く、魅力的なところですが
ここもまた期待に違わず 何度も訪れたいコースでした。
上記の他に咲いていたお花たち
イワギボウシ/マルバダケブキ/コウシンヤマハッカ
レイジンソウ/オクモミジハグマ/コウモリソウ
ホツツジ/テンニンソウ/トダイハハコ
タカオヒゴタイ/メタカラコウ/フシグロセンノウ
ハンカイシオガマ/トモエシオガマ/シュロソウ
シモバシラ/キバナアキギリ/ミヤマママコナ
レンゲショウマに会えて良かったですね。
この時期は、そちらも・こちらもやはり同じような
花々が咲いているようです。
なんだか変化があってとっても魅力的なコースですね!
お花もこんなに咲いているなんてービックリです。
レンゲショウマはやっぱり可愛いですね。
今年はまだ会って無い(T_T)
私なら見逃してしまうお花達、ここで会うことが出来ました。
ありがとうございます♪
マツムシソウにも会いたいなー大好きな花なんですよね。
さぁ、どうしましょう(#^.^#)
バリエーションに富んだコースも魅力的ですね。
緑もキレイだし・・・・。
お花図鑑ですね(^^)
夏の御坂山塊がこんなに素晴らしい山だと
改めて実感してます。
私たちが行ったときは残念ながら蕾だったマツムシソウ。
お目にかかれてうれしい限りです。
地図を眺めて溜息するばかりです。(^_^;)
レンゲショウマもアサギマダラも
ちゃんと見られてよかったですね。
暑くても、出かけちゃえばどうってことないでしょう。(^^)
そちらも今はまだ猛暑中ですね。
初秋のお花は、似たり寄ったりということでしょうか。
車があれば比較的楽に行かれる 御坂の山は
富士山の展望が素晴らしく、お花も多いので好きなんです。
レンゲショウマは清楚で上品ですね♪
レンゲショウマもマツムシソウも、大人気ですね。
私も大好き (^^) 毎年会いたいお花です。
ここは岩場やクサリ、ロープがあって、そこそこ楽しめるコースなので
高山に行かれない時期に行ってみるといいかもです。
あ、でも、私のお勧めはやはりお花の季節かなぁ・・・。
こんなにたくさん見られるんですものねー♪
ブナ林があって、お花が多くて、変化があって
その上、富士山もバッチリ見えるいいコースでしょう?
岩場やクサリは、ROCKYさんには物足りないかもしれませんが
ちょっと歩きたいときにいいかもですよ。
西湖なら比較的近いでしょ (^^)
マツムシソウはまだ蕾だったんですか。
これからしばらくは見られそうでしたよ。
clione さんの行かれた、天下茶屋から大石峠までも候補でしたが
今回は十二ヶ岳の下りと雪頭ヶ岳が気になって
こちらにしました。
とてもよかったです。
お泊りで出かけるには、標高が低すぎて
他の高山へと目が行きがちになるかもしれませんね。
でも、今の季節はなかなかいいでしょう?
三ツ峠あたりに泊まって、低山の縦走はどうかしら・・・。
私も日帰りで合流しますよ (^^;)
日向は暑くても、木陰は涼しくなりましたね♪