杓子山 1597.6m 2012.01.08

 

 

　　　新年早々

　　　落ち着きのない 山行になってしまいましたが

　　　きれいな富士山に出会えました。

 

 

 

　 

　　　新年の初歩きは、やっぱり干支にちなんで 竜ヶ岳でしょう （単純だけど素直が一番 ）。

　寒がりで堪え性がないので、ダイヤモンド富士を狙うつもりはないけれど

　きっと、素晴らしく美しい 富士山と 白銀に輝く南アルプスに出会えるはずです。

 

　ところが、なんということでしょう

　河口湖までは 青空に映える ピカピカの富士山が見えていたというのに

　進むにつれて雲が多くなり、登山口の本栖湖畔の空は 一面の黒い雲に覆われていました。

　　　雲がとれるかどうかわからないし、初歩きはやはり青空でないとね。

 

 

　河口湖方面に引き返しながら

　どこの山に行こうかと

　頭の中はグルグルグチャグチャ

　あれこれ迷った末に

　前回は 富士山に出会えなかった 杓子山に

　登ることにしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　忍野から望む 高座山、杓子山

 

　すっかり テンションが下がったとはいえ

　「 富士山がきれいだから 忍野八海に寄ってからいきましょうか 」などと

　ヤマノボラーとも思えない 提案をするひと（それは私です ）がいて

　鳥居地峠を出発したのは、かなり日が高くなった ９時半でした。

 

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　　鳥居地峠９：３０－１０：２０高座山１０：２５－大権首峠１１：００－１１：４０杓子山１２：４０

　　　－大権首峠１２：５５－１３：２５高座山１３：３５－１４：２０鳥居地峠

　　３人（夫、nonn ちゃん）

 

　林道を１０分弱 歩いた 登山口から

 

　　　ほんの５分登ると、カヤトの原に出ました。

　　

　

　　　　　　振り返ると

　　　　　　　　いつも大きな富士山が見守っていてくれて

　　　　

 

　　　　　　　　　前方には 高座山（たかざすやま）

　　　　　　　　　　　こんな穏やかな日には うってつけの山です。

　　　　　　　　　  

 

　登山道は この草原の左手を登るようになっていますが

 

　　　足元はずるずる滑り 土埃で真っ白

　　　南面なので 霜が融けてドロドロになっているかもと

　　　スパッツをつけてきましたが

　　　思わぬ展開ながら、それでもこれは正解でした。　

　　　振り返った 視界の端っこに 白いものが映り

　　　目を凝らすと、それは南アルプスでした。

　　　そして、なんと  　

　　　竜ヶ岳には日が当たっているではありませんか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・　・　・　・　・　・　・　・　 

 

　　　　　　 でも、まぁ しかたないかな

　　　　　　　それに ほら、ここからの景色も最高ですもの

　　　　　

 

　気を取り直して

 

　　　高座山（１３０４．４ｍ）へ

　　

 

　高座山の山頂からは木がじゃまになり、富士山の中腹が一部 隠れてしまいます。

　また西側も木が繁っているので、南アルプスは枝越しに少し見えるだけでした。

 

　高座山からは 自然林を下って登り、次の高みへ

　さらに下って、岩場を登りかえすと

 

　　　鉄塔の先に、杓子山が見えました。

　　

 

　　　　　鉄塔の先をひと登りすると、電線が目障りながらも

　　　　　富士吉田の街や御坂山塊、南アルプスが見えました。

 

　　　　

 

　その先で 短い岩場を越え、さらに登って下ると

 

　　　大権首峠（おおざすとうげ）で

　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　振り返り見る 大権首峠

 

　明見からの林道が上がってきています。

　峠のすぐ上には ハングライダーの基地があり

　　　

　　　帰路には、飛び立とうとする鳥人に出会いました。

　　　　

 

　富士山に向かって飛んでいくのは、さぞかし爽快なんでしょうね。

 

　短いながらも急な登りを過ぎると、ジグザグに登って

 

　　　杓子山へ

　　

　

　　　　　　逆光気味ながら 富士山も 間に合いました。

　　　　

 

　まずは、昨年 すてきな出会いをもたらしてくれた オールフリーで

　新年の富士山に かんぱ～い 　

 運んできてくれた nonn ちゃん

　　　　　　　ありがとう。　今年もよろしくです。

 

　　　　　

 

　今日は風もなく穏やかな日で、山頂でのんびりしていても寒くありません。

　鹿留山へ向かえば 魅力的なブナに会えるのですが、今日はここまでで戻ります。

　ゆっくりランチして、眼下の山中湖や 枝越しの南アルプスの眺めを楽しみました。

 

　下りは登りに増して 土埃が舞い上がります。先行者と距離を置いて進みますが

　運よく リュックに入っていた マスクが活躍してくれました。

　前に訪れたときより 笹が後退して 登山道が広くなり、 また崩壊しているように思えたのは

　気のせいでしょうか。

 

　大権首峠まで一気に下り、登りかえした岩の高みでは

　行く手に高座山が望め

 

　　　三ツ峠は

　　　この時間になってもよく見えています。

　　

 

　最後の登りかえしで、高座山へ。ずるずる滑る 高座山からの下りは この日一番の要注意箇所で

　登ってきた道ではなく、左手に付けられた道を 慎重に下りました。

　傾斜が緩んだところで草原を横切り

　雲が多くなったものの まだ姿を見せてくれている富士山を望みながら

 

　　　　　

 

　　　　　　　鳥居地峠へ戻りました。

 

 

　新年早々 ドタバタしちゃったけど、上出来の 山行だったかな

 そんなことを思いながら花の都公園の脇にさしかかると

　公園内の通路に 三脚を立てた カメラマンが大勢並んでいるのが見えました。

 

　今日はここから ダイヤモンド富士が見られるのでしょう。

　まだ ２時間もあるけれど、首尾よく見られるといいですね。

 

 

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　　　　　今日のおまけは

　　　　　　　出発時間の遅れに拍車をかけた 眺め

　　　　　  

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　忍野八海

 

　　　　　　朝早い時間からにぎわっていました。