2021鈴鹿ツインサーキット走行会

今年も毎年恒例の鈴鹿ツインサーキットGコース走行会に参加させて頂きました。

昨年の走行会では3号機EGシビックの初走行でしたが、結果はダンパー4本全てオイル漏れ、ドラシャブーツ切れ、ドライビングポジション不良等多くの不具合が発生したので、1年掛けて少しずつ修正をしてなんだかんだ1年ぶりにシビックを走らせる事になりました。

そのため、走行会の前日のフリー走行からコソ練します。笑
高速の深夜割引を使うため、朝3時に自宅を出発
自家用積載車で快適に鈴鹿ツインサーキットへ移動しました。


無事に到着して積載車からシビックを降ろします。
移動中は何度もシビックを固定するベルトを点検しましたが、特に緩みもなくシビックが動く事もなく、何ら問題なく到着して安心しました。

早速フリー走行を走りますが、ダンパーをメーカーでオーバーホールしてアライメントは元通りに調整し直したので本来の足の動きになりとても乗りやすい！
昨年は永遠と上下動して運転しずらかったのですが、今年はビシッと安定してかなり早くからアクセルを踏んでいけます。
まだ軽く走らせてるだけなのに車内に設置してあるHKSサーキットアタッカーの表示は既に38秒台。。
このシビックは乗りこなす事ができれば相当速いはずです。

ホイルナットの緩みチェックやエアー調整等で何度かピットストップを繰り返しつつフリー走行開始から30分程が経過したところで、いよいよシフトアップ回転数を自主規制の7000rpmから8500rpmに変更。
鬼クロスミッションなのでシフトアップ回転が上がるとシフトアップしても7000rpm程で繋がるので体感した事のないとんでも加速をします。笑

テンションが上がってきたところで思わずヘアピンでの1速使用を解禁。
1速は単独で80㎞程出るギヤ比なので、ヘアピンで使うと6000rpm程で旋回でき出口がとても速くなるのです。
その代わり発進は普通のギヤ比の2.5速発進くらいになるのでナンバー無しだからできる仕様です。笑

さらに慣れてきたところで次のラップでアタックするため、立ち上がり重視のライン取りで1速を使ってヘアピンの出口、アクセルを踏んで加速していくと・・・

カタカタカタカタカタ！！！！

うわー『また』エンジンブローか？と一瞬思ってしまいましたが、油圧はOK
音はエンジン回転ではなく車速に連動して変化します。

直ちにピットインして点検しますが、やはりエンジンではない。
ジャッキアップしてタイヤを空転させると全てのギヤで音は発生し、やはり車速に連動して音が大きくなります。

触ってみるとなんだかデフケースあたりから発生しているような…と思いつつダメ元で予備のドライブシャフトに交換しましたが、変化なし。

うーむ、これは現地修理不可。。。。。。
デフか、ファイナルか、運が良ければバッフルプレートあたりが外れて叩いてるだけか。。
元々のシビックに比べて相当な負荷が掛かっているので乗り手が理解して労わらなきゃいけないのは分かっていても、つい熱くなると踏んじゃうんですよね～

てことでシビックを積載して撤退
現地で壊れても帰る事を心配しなくて良いって事で、早速自家用積載車の威力を発揮する事に。笑　なんてこった

翌日の走行会はエントリーしているにも関わらず1日中観戦です。
いやー走行会と言っても元はコースを貸し切っているだけなので自分が走らない分せっかくの走行枠を無駄にしてしまいました。申し訳なかったです。
この走行会でしか会えない人も多いので、走れない分たくさん会話ができたのはある意味良かったですけどね。

今年は毎年恒例のEG2ショットのもう一台のEGが奮闘し、タイムトップ争いを繰り広げていましたよ。
EG世代の車は無駄な装備もない、電子制御によるお節介介入もない、全ての操作がドライバーに委ねられる代わりに、今の車では味わえない車との一体感を感じる事ができます。
でもこの楽しさは乗る人しかわからないけど一度味わうと止められない。

昨年は様子見テスト、今年は壊れちゃってタイム出せずではありますが、こんな事ができるベース車なんて新車ではもう出ない、出せないでしょうから、しっかりメンテナンスして元気に走れるようにしたいと思います。