嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

愛を知らない子供達

2001年05月07日 06時49分37秒 | 駄文(詩とは呼べない)
今、世界は病んできている。
蝕まれている。
滅びに向かっている。

僕の心が病んでいるから世界が病んでいる。
それは一つの正解でしかない。

答えはその裏側にある。
世界の闇に飲み込まれそうな小さな小さな一つが僕だから。

ある日一つの宇宙ができた。
ある日一つの命が生まれた。
そこに一つの世界ができた。

ある日、ある時、ある瞬間、子供は世界を疑った。

世界は最初はとても優しく子供を包み込んだ。
でも子供は世界を疑うことを覚えた。

今、ここに一つの可能性がある。
とても大事な分岐点がある。
子供は少年に成長する。
少年は大人になろうとする。

そこで一つの重大な危機が訪れた。
少年はなんだかわからない黒いモノに追いつめられている。

今、ここに愛を知らない子供が居る。
嘘しか見えない少年が居る。
少年は子供に嘘を教えようか迷っている。
少年の心には子供が映る。
子供の心には少年が映る。
二人は一つの身体。
一人の身体には二つの心。

世界は今、重大な危機を迎えている。
愛されない子供。望まれない子供。居ても居なくてもいい人。
世界から望まれない命。

愛し合った二人から生まれた命なら、きっとそれは輝くのだろう。
愛し合った二人から生まれた命なら、きっとそれは大切なのだろう。
愛を知るものから生まれた命なら、愛を受け継ぐだろう。

今、ここにあるのは愛を知らない子供
今、ここに居るのは愛を知らない少年
ここに世界を作ってはならない。
ここに命を作ってはならない。
ここに偽物の世界を植え付けてはいけない。
必要なのは真実の世界だから。

ただなんとなく惰性で結婚。
ただなんとなく惰性で出産。
ただなんとなく惰性で育つ子供。

命の価値なんて解らない。
愛があるなんて解らない。
世界があるかどうかも解らない。
僕には何も解らない。

生きている実感なんて無い。
世界は灰色だ、色なんて付いてない。
僕には美しい未来なんて無い。

世界が素晴らしいなんて嘘。
科学が人を救うのも嘘。
人が世界を作るのも嘘。

他人を信じること。
一緒に過ごして笑うこと。
同じ時を分かち合うこと。
同じ苦労を解り合えること。
元気で健康でありたいと願うこと。
人と人は繋がっているんだと心の底から実感できること。
それが人間にできる精一杯だったんだ。

そんな簡単な事も解らずに、エゴで生きていていいのか?
そんな簡単な事も解らずに、欲望を満たすために生きていていいのか?
そんな簡単な事も解らずに、大人のフリをして生きていていいのか?

今、ここに嘘吐きの大人を一人見つけた。
僕がやるべき事は一つ。
殺すしかない。

「これ以上僕の世界を嘘で汚されてたまるか。」

永遠の幸せ

2001年05月07日 06時48分57秒 | 駄文(詩とは呼べない)
遠くを見ている
遠くを、見ている。
僕の目は、いつも遠くを見ている

残念かもしれないけど
僕の目には君らの住んでる世界が見えてない

近くを見る人達が言う言葉
「携帯料金明日までに払わないと止まっちゃう、マジピンチ。」
「今度やる月9のドラマ、キムタクとヒッキーがでてんの、超お勧めだよ!」

暗号が難しすぎて僕には解けない。
言ってる言葉の意味もよくわからないが
価値も全くわからない。
「ねぇねぇ、聞いて聞いて!家の庭に住んでるアリが今日1mm歩いたんだよ!」
って聞こえるんだよ。
君らの見ているものは空虚な妄想だ。

真実の未来は遙か遠くでいつも僕を待っている
いつも僕を狙ってる
死という名の幻覚
死という名の妄想
死という名のリアルな無

僕は死を待ち望んでいるわけでは無い
明日が無くなるかもしれないと怯えているわけでは無い
未来は真っ暗だと悲観しているわけでも無い

もうあと少しで今の僕は居なくなるのに、
もうあと少しで君たちも居なくなるのに、
もうあと少しで人は息絶えようとしているのに、

もっと大事な事をしなくていいの?
一生懸命生きなくていいの?
世界を変えなくていいの?

生まれた時に掴み取った真実の世界
あと少しで君の手からこぼれ落ちる世界

大事な事が何かわからないなら、過去を振り返ってみるといい。
ほんの少しだけ、先の事がわかるから。
大事な事が何かわからないなら、行動してみるといい。
ほんの少しだけ、生きている実感が湧くから。
生きている間にしなくちゃいけない事はたった一つしか無い

命を育むこと。

生きている間にする事はほんの少ししか無い。
消える前に輝く事。
世界に光を与える事。
新しい変化をもたらす事。

遠い昔の偉人が言った
「世界で最も大きな差は貧富の差でも男女の差でも無く、それは愛を知っている者と知らない者との差」

文明に踊らされた汚い猿どもに告ぐ。
「お前の見ているモノは死ぬ寸前の貴様が見ている弱者の夢だ」

自分の生活を支えるだけで精一杯の貧民に告ぐ。
「働きアリが支えているのは女王アリだ」

環境保全を訴える偽善者どもに告ぐ。
「頑張って守っても時間の無駄だ。」

遠くを見ていると解ることがある。
「有限の人生は1秒と同じ」

人間を見ていると解ることがある。
「人は一人では生きられない」

星を見ていると解る事がある
「動いているつもりでも動いてないのと変わらない」
「動かない一点に止まる事は絶対的に不可能」

遠くの妖精が耳元で囁く
「---------------------------------。」

僕は答える
「─────────────────────────────────。」

妖精は僕を馬鹿にしてクスクスと笑う
そして
「------------────---------」
と言った。

しかし、それでも俺は、あるいはただの幻想だとしても
「───────────────────────────────────」
を信じているのだ。

それを汚された時、僕の命は終わりを告げるだろう。

そして本当の無へと至る