現在、101歳の松原泰道師(前龍源寺住職・南無の会会長)の言葉です。
『私たちは生きていく上には、いろいろと学習する必要がありますが、学ぶとともに、学んだことを人にお配りすることも大切です。他を教えさせていただく努力は、そのまま自分の勉強になるからです。
キャンドルサービスのように、一灯を次々に伝えるのを「転ず」とも言います。
教えを伝え転ずる「転法輪(てんぽうりん)」は、世の中を高めていく上に、私たちがなすべき務めです』
来年2009年は九紫火星的なエネルギーが中心となって動く年ですが、九紫火星は「火(キャンドル)」や「学習・知識・智慧」という意味も持っています。
これは何も学校で勉強したことや難しいことだけではなくて、例えば、「自分がものすごく大変だった時に、ふと空を見上げたら、とても綺麗な青空でにチカラをもらって立ち直れた」とか、「こんな言葉や歌に救われた」とか、「そういうときには、こんな本がいいかも」とか、自分が体験してきた中から、相手に役立ちそうなことを伝えるというのでも良いのです。
そして、教えられた(伝えられた)相手だけではなく、教える(伝える)側にとっても、人に伝えた時点で、その知識や智慧が、しっかりと自分のものになります。
私も、風水カレッジ卒業後に、後輩達を教えるクラスに関わっていましたが、自分が勉強していたときよりも、真剣に資料を作ったり準備をしていましたし、見事に内容が暗記できました。
そういえば、京大出身の芸人さんとして、クイズ番組などで活躍されている、ロザンの宇治原さんも、インタビューで、「いろいろな勉強法を試したけど、暗記には人に話すのが一番」というようなことをおっしゃっていました。雑学などでも、人に話した内容は忘れないそうです。(ですから、受験勉強なども、ただ暗記するのではなく、誰かに聞かせるつもりで、実際に声に出して話すと良いようです)
キャンドルサービスって、火を分けても減るどころか、各テーブルがどんどん明るくなって、幸せの輪が広がりますよね。
先日ご紹介した『一人一燈』とも通じますが、こんな時代だからこそ、一人一人が、まず自分が伝える側になろう!、自分だけでも明るくなって光を分けよう!とアクションを起こすことで、少しずつでも良い方に進みますようにと思わずにいられません☆