私事になりますが、先週、父が他界しました。
もう15年以上の闘病生活で、一昨年にはタイムリミットも告げられていましたから、家族としては心構えもあり、おかげさまで、落ち着いて見送ることができました。
それにしても、そのタイムリミット・・・一昨年の夏に「あと一年」という告知だったのですが、そこからさらに一年近く、それなりに病氣の進行はありましたが、意識もしっかりしつつ、穏やかな最期でした。
以前、読んだある本(タイトルは忘れてしまいましたが、たぶんウェイン・W・ダイアー博士の著書)に、
『もし、余命一ヶ月と言われた人が二ヶ月生きたのなら、その人は、残りの一ヶ月間、「山」を動かし続けたのだ』という言葉がありました。
それを考えると、父は一年近くも山を動かし続けたことになり、タイムリミットは知りませんでしたが、父なりに頑張っていたのだと思います。
親子ですから、いろいろな事がありましたが、そう思うと、今は父を誇りに思えます。
寂しさは、これからやってくるのかもしれませんが、家族としては落ち着いて、もう普通の生活をしていますし、私については、先週土曜日から、すでにカウンセリングを再開しています。
ですから、どうぞ、お氣遣いいただきませんよう、そして、これからもよろしくお願いいたします。
*追伸*
なお、今回は故人の希望により、家族のみでの見送りとさせていただきました。
そのため、特にどなたにもお知らせすることはございませんでしたが、ご事情、ご賢察いただければ幸いです。どうぞ、これからもよろしくお付合いくださいませ。