いきなりトラベルミステリー風のタイトルですが、バレンタインもつかの間、法事のため、週末は九州に行ってきました。
法事は高千穂で、ここは宮崎県なのですが、実は熊本から入る方が近いのです。
(それでも車で2時間弱ですが)
なので、普通は熊本空港まで飛行機を使うのですけれど、今回はいろいろと調整することが多く、すべてを考えた結果、乗ってみたいという好奇心も少しあり、私については寝台特急で行くのが一番ベストということになりました。
ミステリ好きとしては、「はやぶさ」ものは何冊か読んだことはありますが、実際に乗るのは初めて。
17時間半の旅ですが、かなりワクワクしながら乗りました!
乗客は少ないのではと思っていましたが、やはり鉄道ブームなのか、女性のグループや親子連れなども多く、意外でした。
私が乗った(泊まった?)A寝台という個室は、幅はシングルベッド一台分くらいですが、思ったより天井が高く、狭いところが好きな私にとっては、かなり快適な空間です♪
ただ食堂車は付いていないので、食事や飲み物は持ち込まなければなりません。
新幹線などに比べると、揺れますが、横になれるので、それなりに楽です。
18時過ぎに東京を出発して、3時間ほど過ぎると、キラキラと綺麗なネオンが見えてきます。
やっと熱海!
大好きな京都も通るので、楽しみにしていましたが、通過するのが夜中だったので、真っ暗で、これは少し残念でした。
でも、車中で、「はやぶさ」のミステリを同時進行で読むという贅沢をして、「ここでこうなったのね」と一人で楽しんでいました。
夜は21時以降はアナウンスは入りませんが、朝は6時にアナウンスが入るので、早起きをして、綺麗な朝日を見ることができます。
ちょうど、下関から福岡を通る頃なので、海の向こうの朝日です。
あとは熊本まで5時間、のどかな風景と、ビルや工場を交互に見ながら、17時間半の旅を終えました。
帰りは、さすがに飛行機にしましたが、こちらは一時間で羽田に着くので、旅を楽しむというより、まさに「交通機関」という感じです。
まだ飛行機が、それほどポピュラーではなかった時代(それこそ「三丁目の夕日」の頃)、寝台特急(ブルートレイン)は、最先端の憧れの列車だったのかもしれません。
私は、「三丁目~」よりは少し後の世代になるので、あまり実感は無いのですが、今回、行きと帰りで、時代の差というものを感じました。
たった数十年くらいの間に、16時間という差ができたのだなと・・・。
でも、確かに飛行機は早いし綺麗だし便利ですが、やはり景色を楽しめる時間も捨てがたい。
今春から、またいくつかの寝台特急が減ってしまうようですが、時間の余裕を作って、次は北海道に行ってみたいな~と思っています☆