先月中旬過ぎから、伯父の容態が悪化したため、伯父宅に滞在していました。
ある日、たまたま手近にあった絵画カタログを見ていたら、とても素敵な絵を見つけました。
日本画家・小倉遊亀画伯の紅白の椿の絵です。
小倉遊亀さんは、105歳で亡くなる直前まで絵を描いていらしたそうで、私が見たのは、100歳の時に描いたものでした。
とてもとても、100歳で描いたとは思えないほど、みずみずしく生き生きとして、美しい絵です
「欲しいけど、こんな美術館級のものは難しいだろうな~。でも欲しいな~。」と、しばらく真剣に考えてしまったほど、素敵な絵でした。
その数日後の朝方に伯父が亡くなり、慌しい一日が過ぎて、滞在している部屋に戻り、休もうとして、ふと部屋の片隅を見ると、ポツンと絵皿が置いてあります。
「どこかで見たような絵柄・・・???」
そうです
気づいた方も多いと思いますが、そのお皿の絵は、私が真剣に欲しいと思っていた、あの絵でした
さすがに本物の絵は難しいけど、これでどうだろうか?・・・と伯父に言われたようです。
今まで、たくさんのシンクロニシティがありましたが、これには本当に驚きました
考えてみたら、本物は保存が大変そうだし、お皿の方がズボラな私には向いてるかも。
毎日、この絵皿を見ては、励まされているようです
素敵な贈り物に感謝
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作者の人生が生かされているような。
久し振りに一目ぼれした絵でした。