7月1日は名神高速道路全通記念日です!
今から54年前の1965(昭和40)年の今日(7月1日)、愛知県小牧市の小牧ICと兵庫県西宮市の西宮ICとを結ぶ名神高速道路(189.3km)が、日本で初めての高速道路として全線開通しました。
1958(昭和33)年10月19日に日本道路公団が着工してから約6年半の歳月を要し、1207億円の工費を投じて建設されたのでした。
名神高速道路は、日本初の都市間高速道路として1963(昭和38)年7月16日に栗東IC~尼崎IC(71.7km)が開通し、日本における高速道路の歴史を切り拓くとともに、1969(昭和44)年5月26日に開通した東名高速道路(346km)と合わせて関東・中京・関西という東海道メガロポリスを結ぶ日本の大動脈として、地域の皆さまの通勤・通学、日々の暮らしの物流を支え、日本経済の発展に大きく貢献してきました。
名神高速道路が開通した当初は、まだ高速道路自体が国民にとって珍しかったので、自動車が道路を時速100 kmで疾走する状況は、当時の世間を沸かせる一大ニュースとなり、前日の7月15日には名神開通記念として額面10円の記念切手が発行されました。 また、路肩で弁当を食べながら疾走する車を眺めたり、記念撮影する人がいたりしたそうです。 一方で、自動車の性能が高速連続走行に耐えられず、オーバーヒートなど故障する車も続出しました
2013(平成25)年度の1日の平均利用台数は約25万8千台で、これは全線開通時に比べると13倍に達します。 また2013年度の累計利用台数は約30億台に上ります。