楽しみな夜-長野県茅野市：「ベアーズ・ポウ」

Pension“Bears Paw”, Chino City, Nagano Pref.

さてさて、長野県茅野市の蓼科高原にある、馴染みのペット宿である「ベアーズ・ポウ」を
今回もワタクシ達は旅の宿にして宿泊することにしておりました。
何度も何度も同じ宿に泊まるということは、そこの宿が気に入っているからでして
この「ベアーズ・ポウ」がお気に入りの理由の一つは食事なんですよねぇ。


待ち遠しい夕食の時間がやってまいりました。お昼は軽めに済ませたので、もう空腹でたまりません。


「本日のメニュー」が掲示されておりました。見ているだけでワクワクしてまいります。
ここのご主人は「ワインソムリエ」「ビールアドバイザー」「利き酒師」「焼酎アドバイザー」の資格を
持っておられるんですよ。ですので、食事はお酒に合うものが多いんですよ。


まずは「前菜」が出てまいりました。左から「ごま豆腐」「烏賊の麹漬け」「法蓮草の胡麻和え」
「鯵の甘酢漬け」「チーズフライ」となりますが、味の甘酢漬けがとりわけ美味でありました。


どーですか。次は「鰆の蒸し物」が出てまいりました。すごく淡白な味付けにしてあるので、
鰆そのものの味がよくわかります。この頃はワタクシ、ビールをグイグイ飲んでおりました。


どーですか。これは珍しい「おたぐり」という信州(特に伊那地方)の郷土料理でなんですよ。
「おたぐり」とは馬の腸の煮込んだものでして、信州は馬肉を食べる文化が発達していますね。


どーですか。これが実に美味しかった「飛龍頭」なんですよ。揚げたての熱々で実に美味しかったです。
飛龍頭は「ひろうす」「がんもどき」などとも言いますよね。


どーですか。続いては「パテ・ド・カンパーニュ」が出てまいりました。
「パテ・ド・カンパーニュ」は「田舎風のパテ」という意味になるそうです。


ワタクシにとっては初めて食べる料理でしたが、これもまた豚肉の味わいが口の中に広がり美味でありました。


この頃にはビールをけっこう飲んでいましたが、お酒をビールから焼酎に変えておりました。
大好きな信州のそば焼酎である「峠」をここに来たら飲まないわけにはいきませぬ。


土鍋で炊いたご飯は、おこげが美味しいんですよねぇ。


食事の後はロビーに行って、他の宿泊客やワンちゃん達との交流となりました。
紋クンにはもう少し社交性をつけてほしいのですが、これはワタクシ達の責任でしょうねぇ。

ベアーズ・ポウ…長野県茅野市北山4035-1

使用したカメラ：FUJIFILM X-T1


今回で6度目の宿泊で、毎回連泊しているのでこの日が11泊目になるんですよ。
でも、同じ料理が出てきたことが一度も無いっていうのはすごいなぁって思うんですよね。
私たちにとって楽しい夜が更けていったのでありました。


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