神が住む池-長野県茅野市：御射鹿池

Mishakaike Pond, Chino City, Nagano Pref.

さてさて、長野県茅野市の蓼科高原にやって来て、お宿にチェックインしたワタクシ達でありますが、
夕食までの時間にワタクシは行きたい場所があったので、一人で出かけることにいたしました。


ワタクシが向かったのは奥蓼科にある御射鹿池という小さな池なのですが、
新緑に包まれた御射鹿池の美しさは格別です。蓼科に来るとこの池に必ず足を運ぶんですよ。


静かな水面に周囲の木々の緑が写り込みます。
まるで絵画のような美しさだと、初めてこの御射鹿池を訪ねた時に思いました。


絵画のように…この御射鹿池は実際に絵のモチーフになっているんです。
東山魁夷氏の「緑響く」という作品は、この御射鹿池を見て描いた絵なんですよ。


この絵はまさに新緑の季節を舞台に描いたのでしょうね。


御射鹿池は天然の池ではなく、人工的に作られたため池なんです。
昭和８年に完成したそうですが、今ではすっかり周囲の風景に溶け込んでいる気がします。


ここの池には奥蓼科温泉郷から酸性の強い水が流れ込んでくるために、魚は生息していないんです。


水鏡…水面が鏡のように周囲の木々を写します。なんて素晴らしい光景なのでしょう。
誰もいない御射鹿池で、ワタクシは贅沢な時間を過ごすことが出来ました。


車の方に向かおうとすると白くて可愛い花が咲いていました。


これはスモモの花かなぁ。清楚で爽やかな花は高原の風景に似合っておりました。
ではでは、お宿の方に戻るとしましょうか。そろそろ夕食の時間も近づいてまいりました。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T1


この日は朝の４時に大阪の自宅を出て信州にやって来たのですが、９時には安曇野に着いたので
ゆっくりと信州の一日目を楽しむことが出来たように思います。
早起きが得意な体質なので、得をした気になりますね。


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