季節の移ろい-和歌山県和歌山市：和歌山城

Wakayama Castle, Wakayama City, Wakayama Pref.

さてさて、和歌山県和歌山市の和歌山城は桜祭りということもあり、多くの人で賑わっていました。


この門は岡口門というのですが、威風堂々たる佇まいの門です。和歌山城は前にも書きましたが、
天守の他多くの重要文化財建造物を太平洋戦争時の大空襲でで焼失しましたが、
この岡口門はわずかに難をまぬがれて残存したんです。1621年の創建だそうですから貴重ですね。


岡口門越しに天守を望むことが出来ました。いい光景だなぁと思います。


日本には明瞭な四季がありますが、四季折々に良さというのがありますね。


ただ、寒い冬が終わって春を迎える時のワクワクした気持ちというのは、他の季節には無いように思うんですよ。


寒い季節が終わって暖かくなるという喜びだけじゃなく、日本では4月が新年度の始まりです。
進学や進級の季節ですので、そのワクワク感というのが歳を重ねても心の中に残っているように感じます。


世界的に見ると4月が新しい学年になるというのは日本ぐらいで、大半の国は9月が新学年の始まりなんです。
ですので、それに合わせて日本も9月を新学年のスタートにすべきだという意見もあるそうです。


とはいえ、私は満開の桜の下、親子が希望に溢れた思いで入学式に向かう姿というのは日本の素敵な光景だと思います。
世界基準も大事かもしれませんが、「日本らしさ」を残すことも大切じゃないかなぁ。

使用したカメラ：1枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


先日、イチロー選手が引退しましたが、イチロー選手が引退会見でこんなことを語っていました。
「野球は頭使わないとできない競技なんですよ、本来は。でもそうじゃなくなってきているというのがどうも気持ち悪くて。
ベースボール、野球の発祥はアメリカですから、その野球が現状そうなってきているということに
危機感を持っている人っていうのがけっこういると思うんですよね。
だから、日本の野球がアメリカの野球に追従する必要なんてまったくなくて、
日本の野球は頭を使う面白い野球であってほしいなと思います。アメリカのこの流れは止まらないので。
せめて日本の野球は決して変わってはいけないこと、大切にしなければいけないことを大切にしてほしいなと思います」
日米で活躍した彼ならではの言葉だと思いますが、日本の良さや日本らしさを大切にすることを教えられた気がしました。


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